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2014年 04月 16日

惜別の春

今年3月末日をもって、吉野梅郷・梅の公園の梅の木が全て伐採されました。
4月3日、電車の車窓から見ると、梅の公園のあった山の斜面の半分以上が何もなくなっていました。
思わず、電車を降りて梅の公園に向かいました。
公園に近づくとチェーンソウの音が響き胸が締め付けられる気がしました。
遠くから見ると、何代ものトラックの荷台には、花が咲いたまま細かく切られた梅の枝が山積みになっていました。

テレビの中継車が来てカメラが回り、近所の人々が何人かその様子を無言で眺めていました。
伐採は、あっという間に進んでいるようでした。先人たちが植えた50年の歳月は散りじりに空へと還って行きました。
さようなら、いままでありがとう。そう、心の中で叫んだけれど、
「やっぱり辛い、見るんじゃなかった…」そう思って、わたしはすぐにその場を立ち去りました。

帰り道、ずっとチェーンソーの音が背中から付いてきました。
つい先日の美しかった梅の苑の姿が目に浮かんで涙がでましたが、
見届けることが出来て良かったと、数日が経って思えるようになりました。

美しいまま旅立った、吉野梅郷の梅の姿と梅の木たちから貰ったメッセージをデジブックにしました。

拙い写真ですが、吉野梅郷・梅の公園の精一杯の最後の姿を
どうぞ、ご覧になってください<m(__)m>

  
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by kazematikado | 2014-04-16 15:01 | デジブック | Comments(13)
Commented by よしころん at 2014-04-16 16:19 x
青梅の人たちはこの梅郷をどんなに愛していたことか・・・
子供たちやその子供たちが大人になった頃、きっとまた還ってきてくれるね。
美しい梅の花を眺めながら涙があふれてきた ToT
お姉ちゃま、空に還る前の梅郷を見せてくれてありがとう。
花たちにもありがとう。
また逢う日まで。
Commented by クロちゃん at 2014-04-16 20:37 x
sizukuさん、こんばんは♪
吉野梅郷の最後を見届けられましたか。
私も今年行って良かったーと思っています。
消えるものがあれば新しく生まれるものもある。
けれど、消えるもののほうが大きくて大切なものに思えてなりません。
復活する日が待ち遠しい。(^^)/
Commented by はるか at 2014-04-16 23:08 x
吉野梅郷、ニュースで梅の木を切り始めたと知り、
一度も見ることがないまま消えてしまうのだと思いました。

私が今の住まいに越して来た時に、すぐ近所に薄桃色の枝垂れ梅がありました。毎年春が来るとその梅を見ては、美しいなあと立ち止まり、
眺めていました。ある日突然その木を切っているのを見て、
とてもショックで、残念でなりませんでした。道を広げるために切り倒されたのでした。
一本でもこうしてさびしいと思うのに、この見事な梅郷の木が全部消えてしまうことは、どんなに切ないことでしょう。

美しく最後まで咲いてくれた梅を志位ちゃんのところでみることができて、感動しています。ありがとうね。
Commented by kisara at 2014-04-16 23:18 x
sizukuさん。
これほど美しいいのに・・・と、胸が詰まりました。
写真に残してくださってありがとう。
sizkuさんの視線で見た花たちに、また会いに来れるもの^^
Commented by sizuku at 2014-04-17 22:08 x
よしこちゃん、コメントありがとう。
よしこちゃんも、最後の梅郷に来たいと言ってくれていたものね。
日が経つごとに空へ還ったという想いが強くなりました。
大雪に耐え、今年は特別綺麗に咲いてくれた気がしました。
何だか、本当に辛いよね。わたしも涙しながらデジブックを作りました。
あれから、奥多摩方面に出かけていませんが、梅の公園を電車から見るのも忍びなく思います。
ただ、花たちにありがとうって、心から思います。
三年間は植樹できないそうだけれど、三年後、逢いに行こうと思います。
Commented by sizuku at 2014-04-17 23:02 x
クロちゃん、コメント、いつもありがとうございます。
今年は、梅の公園も花が遅かったですね。ですから、伐られる時も、まだ蕾が残っている樹もあった事と思います。
花のついたままの枝が山積みになっている光景は、心が痛むものでした。
駆けつけたものの、伐られる姿は見るに忍びなく、見ずに帰って来ましたが、チェーンソーの音が辛かったです。
クロちゃんも、遥々、逢いに来てくださって梅も喜んだと思います。
消えるものの方が大きくて大切な物…本当ですね~!!
わたしもそう思えてきました。梅の公園は大切なものを教えてくれたのかもしれませんね。
わたしも復活の日を、待ちます(^^)v
Commented by sizuku at 2014-04-17 23:12 x
はるかちゃん、こんばんは、いつもコメントありがとうね。
はるかちゃんも、吉野梅郷を一度も見ず仕舞いでしたか・・・
知っていたら、今年はお誘いすれば良かったね。
美しい梅の苑をお見せしたかったです。
はるかちゃんも、梅の木との別れがあったんだね。
下の娘が通っていた保育園は、樹齢の古い立派な桜の木が12本も植わっていたんだよ。
春は、花吹雪の下で子どもたちが遊んでいる幸せな光景が見られました。でも、道路拡張のため、2本の木だけ残して全て伐られてしまいました。
やはりその時、寂しく辛く、喪失感に襲われました。
梅郷の人々の気持ちを思うと切ないね。樹って、人の心に寄り添っているんだなとつくづく思いました。
これだけの代償を払ったのだから、必ずやウィルスが根絶されることを祈って止みません。
Commented by sizuku at 2014-04-17 23:19 x
kisaraさん、コメントありがとうございます。
本当です。これだけ美しいのにと切なかったです。
だって見た目は、どの木も病気だなんて思えないくらい、美しく、初々しく、生命力に溢れ力強かったです。
寂しいですね・・・
でも、こうして、みなさんにご覧いただけて良かったです。
写真の中では、花たちは永遠に生き続けるのですね。
気付かせてくださって、ありがとう(*^_^*)
Commented by なみちゃん at 2014-04-18 10:16 x
綺麗なだけでは済まないのですね。
ほっておいたら青梅からウメがなくなってしまうから…
まさに苦渋の決断
胸が締めつけらるようなチェーンソーの音わかります。
私のうちの近所もどんどん開発が進んで
点のように残されている雑木林や
大きな木が伐採されたあとの切り株や更地を見ると
これで、また暮らせなく鳥や虫がいるんじゃないかと
重い気持ちになります。そのあと安っぽいアパートや
同じような建売住宅が並んだのを見ると
人間の欲が悲しくなったりして…
でも、吉野山の梅は違いますね
50年の歳月がまた一から始まるだけ
まだしばらくはあえないかもしれないけど
地元の方の思いが切られた梅をきっと取り戻してくれると
信じてます。
50年後の再生された姿を見ることはかなわないかもしれないけど
そのための第一歩を数年後に立ち会うことができるって
幸せかもしれませんね
Commented by なみちゃん at 2014-04-18 10:23 x
追加… 誤解のないように…

安っぽいアパートや
同じような建売住宅が並んだのを見ると
人間の欲が悲しくなったりして…
って、別に住宅にすることを否定している訳ではないのですが
何十年もかけて育ってきた木を簡単に切ってしまうのに
また20数年で寿命がくる住宅を建てる
売れるからで安易に建てることに悲しさを覚えるだけです。
もっと長寿で周りの自然と共に生きれる
家を建てないと、どんどん心が乾いていくような気がします
Commented by sizuku at 2014-04-18 17:54 x
なみちゃん、いつもコメントありがとうございます。
本当に、なみちゃんの言う通りだね。
再生の第一歩を、必ず見届けたいと思いました。
その時は、ハナネコ女子会で訪れたいですね(^^)
誤解は、ないと思います。なみちゃんの気持ちは、とても良く判ります。
目先の利潤の追求だけで、安易に木や森や田畑を失う事への警鐘ですよね。
もっと、長い目で、子どもたちやさらにその子供たち、そして遠い未来の日本や地球のためにも、大切なものを失うことのないように、取り返しがつかない事をしないようにと願ってしまいますね。
宅地や開発で消えていく森は、多分、もう再生はないのでしょうから・・・

Commented by nousagi at 2014-04-19 17:56 x
見納めにと、切られる前に
見に行った友人がいました。
他所に蔓延していないように祈りたいです。
Commented by kazematikado at 2014-04-20 00:41
nousagiさん、いつもコメントありがとうございます。
お友だちも最後の梅郷を見に行ってくださったのですね(*^_^*)

本当に、これほどの犠牲を払ったのですから、伐られた梅の命が無駄にならないように、蔓延していない事を祈っています。


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