2014年 06月 29日
夏への扉と言う名のカフェ、青梅の"シネマ通り"と言う路地を入って、 細い坂道を登り上げて行きます。すぐに目的の古めかしい建物が目に入ります。 青梅線が下をくぐる架線橋を渡った所に建っているとっても味のある建物です。 今から15年ほど前、わたしは青梅丘陵へと向かって歩いていて、初めて出会いました。 何かライブが行われるらしく準備中で、秘密めいたノスタルジーに胸がキュンとなりました。 その後も、ずっと気にかかっていたけれど、山へばかり向かうわたしはその存在を忘れかけていました。 初めての出会いから6年後、青梅の街を歩いていて、シネマ通りから見上げた途端に引き寄せられました。 まるで、待っていたよと言うかのように、扉は開かれていました。 まさに夏、わたしは、はじめて夏への扉のドアを開いたのでした。 白い扉を入ると、磨きこまれた木の床の細い通路があり、奥の部屋が見えました。 テーブルに飾られた何気ない野の花に魅かれるように一番奥にあるテーブルに座りました。 とても美しい形の大きなテーブルが置かれていて、それが部屋の雰囲気にとても良くマッチしていて そして、大きな窓辺は、まるで窓枠が額縁のようで外の景色が一枚の絵のようでした。 わたしが座った席は、ベンチ風の長椅子が汽車の座席のように見えてきます。 開け放たれた、窓がお洒落で、心地よい風が入って来ます。 そして、マスターがかけてくれたBGMのJAZZ 少し気だるい女性シンガーの声が心地よくて、何て落ち着く空間なんだろう… 時おり下を通過する青梅線の列車の音が聞こえると、お店もその振動で揺れる そのガタンゴトンという音と、微かな揺れは、まるで旅に出たようなそんな気持ちにさせられます。 ちょっと遅い午後、窓辺の緑に癒されて、初夏の風の運ぶ香りに包まれる 夏への扉は、夏が似合うお店です。 このお店に来ると、なぜか遠い昔に好きだった「木漏れ日の降る季節」と言う曲を思い出してしまうのです。 ♪ 坂道一人で歩き 静かに目を閉じる…♪ 本屋の店先抜けて辿ればカフェテラス 偶然会えたなら きっと変わらずに優しい目をしてて…♪ よかったら、You tube 聴いてみてください(*^_^*) http://youtu.be/SiujJeIW0To
by kazematikado
| 2014-06-29 01:49
| お店
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