2015年 04月 17日
3月15日、満を持して恒例のハナネコ女子会、いよいよ本番です。 昨年、女子会初の男子1名がご参加くださいました。 南こうせつさんのファンクラブ繋がりの pochiさんです。 年末のコンサートでお逢いした時も、青梅の自然をとても気に入ってくださって、 お忙しいお仕事から離れて自然がいっぱいの所で過ごしたい。また、ぜひ参加したいと お話くださいましたので、 モナスマさんに、今回もお誘いしていただきました。 そして、今回は尾瀬友のshinさんも参加ご希望とのことでお誘いしました。 急なお誘いでしたが、フェミニストのお二人は快諾してくださいました。(*^_^*) と言うわけでタイトルの+2は、心優しい男子2名です。(笑) さてさて、前日の下見に続く、本番も、何だか、とっても楽しい一日となりましたよ。 本番も古里駅で待ち合わせ。まずは、古里の集落を春を探しながら、のんびり散策いたしましょう。 まずは、立派な山門を持つ、小丹波 熊野神社、下見の昨日も訪れました。 この建物は江戸時代か明治初期に建てられたものと言われています。 表から見ると二階建てに見えますが、中央にある石段を上がって境内に出て振り返ってみると、 平屋の建物に見える不思議な作りです。数年前、茅葺屋根や壁面の板など修復されました。 わたしが最初に訪れた時には、とても古く味わい深い建物で、開け放された舞台では、 座敷童が遊んでそう!!と思ったのでした(^^) この門は、一階部分には、楽屋と道具をしまう部屋があり、二階部分は舞台になっています。 明治初期から大正にかけて、大衆芸能が盛んで、上演した一座の額なども残されているそうです。 熊野神社の農村舞台は、多摩地区に現存する中でも最も完備した形式を残した大変貴重な物だそうです。 (青梅市教育委員会の看板より) 朝の爽やかな空気が心地よい、杉林に囲まれた神社の境内にいると、どこからか祭囃子の音が聞こえます。 あら?お祭りがあるのかしら?そう思ったところに、はっぴ姿の子どもさんを連れたお母さんが来ました。 そして、このすぐ先の小さな神社のお祭りで、行ってみたらどうですかと勧めてくれました。 笛の音を頼りに行ってみると、小さな辻でお囃子が披露されていて、地元の人たちが集まっています。 「おはようございます。ちょっと拝見させていただいても良いですか?」と挨拶をすると、 お祭りの謂れなどを説明してくださり美味しい甘酒までふるまっていただきました。 そして、勧められるままに急な坂道を登り小高い場所に立つ、水神様にお参りに行って来ました。 「天神天満宮」と書かれていますが、水神様なのだそうです。 お社は、結構高い場所にあるのでした。写真でお判りになりますか? 御神楽と獅子舞もちょっぴり拝見し、お暇乞いをしました。 『4月29日には、熊野神社のお祭りもあるからぜひ、見に来てよ。』と、みなさん口々に言ってくださいました。 とってもフレンドリーな地元のみなさま、ありがとうございました。そして甘酒ご馳走様でした。 『いやぁ、何だか心が暖かくなりますねぇ!いいなぁ、こういうの…』と、pochiさんが呟きました。 ほんと、思いがけないハプニング、いい出逢いがありました。 こうして、長閑な里道を歩いていたら、『えっ!? う、馬ですか???』 なんと前方からやってくるのは、真っ白な仔馬です。『かわいい~♪』 『ポニーですか?』の質問に、飼い主さんは、『ショートホープです。』ときっぱり。 写真の許可を取り付けて、一枚撮らせていただきました。 ワンコのようにおとなしい、可愛い仔馬でした。 まさか、馬が散歩しているとは…。みなさん、びっくりでした(^^) 梅の花が花盛りで、本当に静かな山里の景色です。 木造の納屋も良いですね。 みんなで、わいわいと楽しい散策です。 せっかくですから、小丹波のイヌグスという巨樹にも逢っていきましょうか。 『大きいね~!』 『りっぱだね~♪』 とみなさんにも喜んでいただきました。 思わぬハプニングで予定時間が少し遅れましたけれど、高架になった鉄橋を渡り、 ハナネコノメの咲く渓谷を目指します。 こんな長閑な道を、てくてくと30分ほど辿ります。 梅の花咲く、民家を眺め、春のお花を愛で、昨日、はなはなちゃんとなみちゃんと歩いた道を辿ります。 そして、渓谷に着きました。昨日は曇りがちなお天気でしたが、今日は晴天です。 きらきらと春の陽射しが降り注ぐ渓谷の水は碧く澄んでとっても綺麗です。 『わぁ~!すごく綺麗!』今回、初めて参加してくださったakkoさんのお嬢さんのyukiさんが呟きます。 古い建物や文化財などに興味を持たれる聡明なお嬢さんで、熊野神社や水神様もとても喜んでくださっていましたが こうして、渓谷の水と光の美しさにも心を動かしてくださって、とっても嬉しくなりました。 毎回訪れているみなさんは、ハナネコとの再会を求めて早速岩場の岸辺へと降りて行きます。 『わぁ!!咲いていた、かわいい~♪』 『今年も逢えたのね!うれしい~♪』 と、あちこちで声が上がります。 そして、今回初めてハナネコの谷を訪れたせっつさん、pochiさん、yukiさんも、 『え~!!こんなに小さな花だったのね!』 『実物を見てみないと判りませんよね!』 と、感嘆の声をあげてくださいましたよ。 愛おしそうに見つけては愛でる人、一生懸命カメラを向ける人。 長閑なせせらぎの音が、優しい調べで辺りを包み込みます。 みなさんの反応が嬉しくて、思わず笑顔になってしまうわたしです。 この暖かな陽射しに、昨日は蕾がちだったハナネコノメたちが、いっせいに開いていました。 昨日のなみちゃんとはなはなちゃんにも、今日の光り目映いハナネコちゃんを見せてあげたかったな… それでは、みなさん、あの大岩のハナネコノメを見に行ってみませんか? 良かったら、この長靴を履いて行って来てください。 こうやって、浅瀬を歩いてね。そう、川床の石は苔で滑るから気をつけて… まずは、せっつさん。何だかいたずらっ子みたいですごく可愛いですね。 次はモナスマさん、おしとやかな少女が、ちょっぴり冒険したみたいで可愛いです。 一生懸命、岩の先端に咲くハナネコノメにカメラを向けるモナスマさん。 後からそっと見守るせっつさん。暖かいね(^^) ほら、ハナネコちゃんは、こんな感じに咲いてるんですよ(^^) 次は、この日を待ち望んで、山梨から逢いに来てくれたakkoさんが、長靴に挑戦です。 慈しむように無心にカメラを向けるakkoさんの姿が、渓谷に溶け込んで見えます。 akkoさん、きっとハナネコちゃんと会話していたのでしょうね(^^) 渓流を流れて行く、春の陽射しと戯れているようなハナネコノメたち ちらちら、きらきら、さざ波の上を流れる陽光が奇麗に反射して、思わず何枚も撮ってしまいました。 ほら、クモの巣だって、七色に輝いています。 早春の渓谷に咲く、この小さな花の天使に、毎年逢いに来てくれるハナネコ女子会の仲間が こうして年々、増えていってくれることが嬉しいです。 今年もこんなに、みなさんに喜んでいただけて、案内役冥利に尽きると言うものですね。 みなさん、ありがとうございます(^^) きっとハナネコノメも喜んでいますよね。 不思議な花、コチャルメラソウも咲き出しました。みなさんには、もうお馴染みの花になりました。 『わぁ!今年も逢えたね♪』と、目立たないお花だけれど見逃すことなく喜んでくださいました。 名残惜しいですけれど、渓谷を後にして駅へと戻ります。そして電車で青梅に移動しました。 さてさて、ちょっとお昼に遅れて青梅駅に着きました。和食の美味しいお店へと路地裏を歩いていたら… なんと、ちんどん屋さんに遭遇しました。 今日、住吉神社の参道で開催されている"てづくりいっぱい市"の宣伝のために回っているのだそうです。 なかなかイケメンのおにいさん。快く、写真撮りOKしてくれました。 今日は不思議な出逢いがある日ですよね~♪ 目指すお店は。9人分のご飯が足りないと、お断りされてしまいました^_^; そこで、駅前にある"つぶあんcafe"さんに、ぞろぞろ入って、やっとランチにありつけました。 とっても可愛らしいこのお店、若いご夫婦がお二人で営んでいます。 明るくて感じのいいお二人で、リラックスできました(^^)v 本日の、紳士お二人は、お勧めメニューのカレーをオーダー(^^)v わたしがオーダーした"みそクリームパスタ"は、ほんのりと味噌の風味が美味しかったです。 そして、つぶあんカフェ、オリジナルの粒あん付き珈琲です。 粒あんをお砂糖代わりに、珈琲に投入していただきますが、とてもマッチして美味しかったです。 ランチの後は、レトロな商店街を歩いて、住吉神社の参道で開催されている手作りいっぱい市へ いくつものお店が出店している中で、色とりどりの値付けが目に留まり、一個購入してみました。 おやじバンドのライブもやっていて、しっとりと陽水さんとかを歌ってました。 もっと聞いていたかったけれど、時間も迫って来たので次の目的地の津雲邸に行きました。 津雲邸は、青梅出身の代議士、津雲圀利氏が昭和初期に京都の宮大工を招き建てられた重厚な日本家屋です。 津雲氏の没後、80年間閉ざされていましたが、青梅の商工会議所や地元NPOなどの働き賭けに寄り 津雲氏のお孫さんに当たる津雲家の親族の方々のご尽力で、昨年の11月より一般公開されることになりました。 80年間、閉ざされ眠り続けていた建物が開かれ、平成の世にまた呼吸を始めたのです。 わたしも、この日を待ち望んでいたので、一般公開と同時に何度も訪れさせていただいています。 素晴らしい建築と美術工芸品の数々に、青梅に誇れる名所が出来たと思っています。 今日は、『雛まつり展』が開催されていて江戸中期ごろからの珍しいひな人形が多数飾られていました。 中でも、二階の和室いっぱいに飾られた雛壇は、現在のひな人形のように煌びやかなものではなく、 色目も落ち着いたものでしたが、その色合いにもお顔立ちや佇まいにも気品と奥ゆかしさを感じさせるのでした。 『お雛様は、ぜひ、お座りになって見上げるような目線でご覧になってください。』という親族の方のご案内に わたしたちは雛壇の前に座り、見上げたお雛様の透き通るような肌の色、眼差しの優しさを心ゆくまで楽しみました。 そんな津雲邸を後にして近所の花のお寺の延命寺や水琴窟のある宋建寺を覗いてみました。 アズマイチゲです。午後3時を回り花はしぼんでしまいましたけれど。 サンシュの黄色が鮮やかです。 梅の花が満開です。ほのかな香りに包まれました。 奥ゆかしい侘助の花 こちらは、ハナネコ女子会のみなさんが大好きなカフェなんです(*^_^*) なんとかお茶の時間が取れて良かったです。 お庭には、いろいろな色のビオラが咲いています。 寒さに強いこのお花たちは、真っ先に春のお庭を彩ってくれますね。 でも、こんなに美しく咲かせるのは、細やかな愛情で育てていらっしゃるからに他なりません。 オーナーさんのお花を慈しむ思いが見事に花開いたお庭だと思います。 だからこそ、こうして訪れた人々の心を癒してくれるのだと思いました。 黄色のプリムラとビオラの寄せ植えは、何だか元気を貰える色合い パステルカラーが愛らしいです(^^) フリルのように波打つ花びらが春の妖精のドレスみたいで素敵! ベルベットのような質感の花びらが美しいです。 青紫のビオラ、花びらの縁はほんのり白い輪郭が爽やかです。 ハナカンザシ、名前の通りとても愛らしいお花です。 やっぱり元気になりそうなミニ水仙は、寄り添っておしゃべりしているね。 クリスマスローズたちは、早春からずっと咲き続きますね。 うつむいているこのお花は、撮影には苦労します。 青紫のアネモネ、花芯の深みのある紺色に魅かれます。 こちらは真紅のアネモネ。ぷっくりと膨らんだ蕾はチューリップみたいで可愛いです。 もう少し花びらが開いて花芯の紺色が覗くと、そのコントラストに胸がドキッとします。 蕾の可愛らしさとは対照的に、エキゾチックな美しさを持つ花だと思います。 オレンジ色のラナンキュア、幾重にも重なる花びらは薔薇の花のような美しさを感じます。 白いラナンキュアも清楚で素敵です。まるで花嫁さんのウエディングドレスみたいだなぁ… お庭のお花を愛でているうちに、ケーキセットが運ばれてきました。 いつものようにおしぼりには、季節のお花が一輪添えられていて心が和みます。 オーナーさんの優しさですね(^^) 季節のショートケーキはイチゴと生クリームがたっぷりとデコレーション。 ふんわりとやわらかくて優しいお味です。 紅茶はお気に入りの"アーモンドパイ" とっても香りが良いのです。 テーブルの家には、小さな花瓶に活けられたお庭の花々が… このお花が、それぞれに美しい色合いでオーナーさんのセンスの良さを感じます。 このブルーのマーガレットが、とても気に入ってしまいました。 花かごをモチーフにした、鉢カバーもお洒落です。 お庭のランプに灯りが燈りました。 わたしたちは満足してティールームを後にして青梅駅へと戻りました。 ハナネコ女子会のみなさん。楽しい一日をありがとうございました。 こうして、春の一日をご一緒するようになって、何年目の春でしょう? 毎年同じ春ではありませんが、花たちは違うことなく、咲き出してくれます。 早春の渓流に咲くハナネコノメを訪ねる春、そんな密やかな春の一日があるのも素敵ですよね。 みなさま、また来年も、こうしてお付き合いいただけたら幸いです。 最後まで長いレポにお付き合いいただき、ありがとうございました。
by kazematikado
| 2015-04-17 01:56
| 女子会
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