2015年 06月 06日
新宿御苑は、徳川家康の家臣、内藤氏の江戸屋敷の一部がそのルーツと言われています。 明治に入り農業試験所を経て、明治39年に皇室の庭園となり、戦後昭和24年に国民公園として 一般公開されました。園内には、フランス式整形庭園、イギリス風形式庭園、そして日本庭園が 巧みにデザインされ、明治を代表する近代西洋庭園と言われています。(パンフレットより) とても広くて全部を回る時間も無かったので、駆け足で見て歩きました。 まずは日本庭園から。 ヒマラヤスギの立ち並ぶ広場を抜けて 瑞々しい葉を広げるトチノキの下をくぐり抜けると 日本庭園が現れました。この橋を渡って池の周りを一周できます。 水面を過る風も涼やかな五月 滴るような緑が、深山にいるような錯覚に落ちます。 森の奥からは鳥の声が聞こえてきます。 日本庭園には定番の灯篭と松かな? 語りかけるように、揺れる柳の下を~♪ 庭園を散策するのは、外国人が多いです。 キショウブ越しの風景 藤棚もさつきも、もう終盤だけれど花の時季はさぞ美しいことでしょう。 水面の映り込みも、きっと計算された造園なんだろうな。美しいです。 水辺の涼を楽しむという、旧御涼亭、こちらにも外国人カップル あら?どこからともなくシャボン玉が飛んできたと思ったら… 木陰でくつろぐ家族連れ、真っ白なドレスの赤ちゃんが可愛いなぁ。 微笑ましい家族の光景です。 緑の木陰に目の覚めるような、楓の翼果の紅色、綺麗だなぁと思って… ユリノキ(百合の木)の巨木です。一度見たら忘れられない好きな樹です。ちょうど花も咲いていました。 学名はチュ―リップツリーで、チューリップのようなユリの(花の)木の意味でこの樹にピッタリの名前です。 黄色にオレンジ色の帯が入ったカップのような、チュウリップのような、かわいいお花です。 葉っぱも、変わった形で、半纏に似るから、ハンテンボク。奴凧に似るからヤッコダコノキ。 軍配に似るから、グンパイノキと別名も豊富です。秋には見事に黄葉します。 原っぱの道をどんどん歩いていくと、とっても見事な銀杏の巨樹に出逢います。 健やかに大きく枝を広げた銀杏の巨樹。 山では他の木々の影響で、こんなふうにな均整のとれた樹形にはならないかもしれません。 丸花壇が美しいです。この辺りから、イギリス風形式庭園のエリアに入るようです。 木陰で写生を楽しむ人々の姿も。 こういう楽しみ方も良いですね。 クロアゲハが、花から花へとひらひら舞います。昆虫の楽園でもあるのですね。 緑の森影に咲く、ドクダミの花を美しいと思います。 水辺の姿も美しいです。 たぶん、あの樹はハルニレでしょうか?エルムの樹…傍まで行けなかったけれど、行ってみたかったな。 芝生を駆け回って遊ぶ親子。いい感じ(*^_^*) 何だか、外国の公園のような気がします。NTTのビルも一役買っていますね!!素敵な眺めです。 メサテコイヤの並木、どこかにラクウショウがあったようですが、見つけられませんでした。 ケヤキの巨木の森に光が射します。 なかなか、思うように撮れません。難しいなぁ。。。 長くなりましたので、フランス式整形庭園と、大温室は、別の記事で綴ります。
by kazematikado
| 2015-06-06 11:06
| 公園
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