風街角

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2015年 11月 24日

青梅アートフェスティバル2015  その1

ハナネコ女子会2回目は、「青梅アートフェスティバルを楽しむ街歩き」でした。
先週行った「青梅秋の美術館巡り」に参加できなかった方たちが集まってくださいました。
アートフェスティバルは、街の中いたるところが、アートギャラリーであり、ステージであり、
アートと音楽とパフォーマンスと手作り市とが、融合した楽しいイベントです。
青梅駅を中心とする4町内の商店街振興イベントで今年で15回目の開催になるそうです。
商店街の人々や協力団体や有志の方々の手作りのお祭りと言った感じのあったかいイベントなのです。


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14日と15日の二日間で、初日の昨日は一日中冷たい雨が降る日でした。わたしは仕事でしたが
一日中、空を見上げては気を揉んでました。主催者側のみなさまも大変だった事でしょう。
2日目は、朝の内小雨が残っていましたが、わたしは奥多摩の山並みが霧の中に浮かんで見えていたので
今日は、雨が上がると確信していました。
きっと、イベントを企画運営されている皆さんの祈りが通じたのでしょう、イベント開始の10時頃には
雨も上がり、何と青空が覗いてきました。生まれたばかりのように透き通った水色の空でした。

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やったぁ~♪って感じです。駅前の街頭を飾る三角フッラッグも元気を取り戻しました。
この可愛らしい三角フラッグ、minamoのオーナーさん始め、若者たちでお仕事後にせっせと作ったそうです。
裏方仕事にも誇りと使命感をもって努力を惜しまない。これって、青梅への愛だと思います。
そんな愛情がいっぱい詰まった小旗が青梅の街角を彩っていました~(*^_^*)


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今日ご参加のみなさんが全員(5名)集合したので、まったりと街へと繰り出しました。


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まだ、各ブースは準備中でしたので、いつも気になっていたアンティーク家具のお店に立ち寄らせていただきました。

とってもお洒落で紳士的なオーナーさんは、写真を撮ることも快諾してくださいました。
イギリスのアンティーク家具・調度品がたくさんあって、本当に素敵な空間でした。
オーナーさん、見せて頂くだけで申し訳なかったです。ありがとうございました(^^)


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昭和レトロの青梅宿にふさわしく、チンドン屋さん登場。このお兄さんには去年もお逢いしました(^^)


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明るくって温かくって、お姉さんのフレンドリーな笑顔に惹き込まれちゃいました(^^)


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この日、青梅の写真家、高山さんの写真展が、素敵なカフェ「夏への扉」でやっていると聞いたので
とても見たいと思ってました。キネマ通りの坂道を登り、線路の上に架けられた橋を渡ってやって来ました。
「夏への扉」は電車が通ると、ガタンゴトンと小さく揺れる古びた木造の建物で、レトロ感満載なのですが、
一歩中に入ると、木の床の上を転がるように、素敵なジャズのメロディーが流れていて、そのムードにやられます。
そして、珈琲豆を挽く音や、珈琲の良い香りが鼻をくすぐり、古き良き時代のJazz喫茶を思い出します。
でも、店内は明るくて窓からは木洩れ日とそよ風が入って来て、とっても爽やかなんです。
それはきっと窓を大きく開けた、この空間がそうさせるんでしょうね。
さすが、マッキーさん。このお店もマッキーさんが作られたのだそうです。


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高山さんは、北海道出身の青年です。どういった経緯で青梅にいらっしゃったのかは存じ上げませんが、
青梅の黒沢にある有名な石窯パンのお店のオーナーさんでもあります。
最近、ツリーハウス作りを通じて知り合いました。控えめで誠実なイメージの方です。
青梅の街と人をとても愛していらっしゃるのだろうなと思います。先日もカメラ片手に裏道を散策している時にバッタリお逢いしました。
高山さんもカメラを持っていらして、こんな風に撮影されているいるのだなと何だか共感してしまいました。
夏の終わりに、ギャラリー喫茶「はこ哉」さんで青梅の写真展を開催されていて、拝見させていただきました。
飾らないモノクロの写真の中で、生き生きと青梅の街並や人々が描き出されていて見入ってしまいました。

わたしも青梅の街をモノクロで撮った事があり、青梅の街はモノクロが似合うのではと思っていたので高山さんの写真には、とても感動しました。
その時の写真の中に、今回のもりたやさんの写真がありました。


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高山さんのカメラは、銀塩カメラだそうです。現像もご自分でするそうです。
デジカメから入った若い世代のカメラマンには判らないかも知れませんが、懐かしいフィルムカメラなのです。
わたしも最初は銀塩カメラでしたから、一枚撮る度に、その撮影条件をメモして、後でプリントした写真と見比べては自己流で勉強しました。
今はモニターで確認できるのですから便利になったものです。わたしは、すっかりデジカメの恩恵に浸りきって駄作を量産しています。

高山さんは、被写体との一期一会を大切に一枚一枚シャッターを押されているのだと思います。
だからこそ心の籠った他に比類ない素晴らしい写真が撮れるのだと思いながら拝見させていただきました。


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煙草をくゆらす横顔、遠くに眼差しを投げたような目線や、節くれだった大きな手、部屋にうずくまる光と影
ちょっと哀愁が漂うようで、とても、とてもいい写真だと思いました。



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ああ、この笑顔もとっても素敵。
一度もお逢いした事はないけれど、もりたやさんのお人柄がにじみ出ているようないい写真です。


そして、最後に高山さんのメッセージが書かれていました。
何気なくこのメッセージを読んだわたしは、そこに秘められた哀悼の意に気づきませんでした。



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FBに写真展の写真を挙げた時、minamoさんの書いてくださったコメントを読んでハッと気づいたのでした。
もりたやさんは、今年、帰らぬ人となられたのだそうです。ああ、何も知らず呑気なコメントを書いていました。
一度もお逢いしたことがないのに、寂しさがこみ上げてきました。それほどに高山さんの写真は人を映していたのだと思います。
もりたやさんのご冥福をお祈りしたいと思います。


もりたやさんは、青梅ではとても有名なとんかつ屋さんで、何度かテレビの番組で紹介された事があります。
駅前のメインストリートから、少し外れた路地を入ったところに、古い木造のお店があります。

時が止まったようなそのお店、わたしが初めて青梅の街歩きをした頃から気になって、何度となく写真に撮って来ました。

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でも、いつも閉まっていて、開いている時に出くわしたことがありませんでした。
いったい中はどうなっているのかな?一度は入ってみたいけれど一人では勇気がいるなぁ…なんて^_^;
何時も興味津々だったのですけれど…
でも、一度だけ、何月頃だったでしょう?日が短くなった頃でしたから、たぶん、11月の終わり頃から冬にかけての頃だったでしょうか?
夕刻、薄暗くなった路地を上がって来た時、もりたやさんに電気が付いていたことがありました。
ほの暗い中に、格子戸の向こうの曇りガラス越しに、ぼんやりと裸電球のようなオレンジ色の灯が洩れていたことが…
「あれ?お店が開いているのかな?」と思ったけれど、何だか心許ないような寂しい灯りだった事を覚えています。

今、思えばこれが最後の灯だったのかも知れません…



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主を失ったこの建物はどうなってしまうのでしょう?いつまでも青梅に残り続けて欲しいと思わずにはいられません。



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わたしたちは、美味しい珈琲ブレークのあと、「夏への扉」を後にしたのでした。


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長くなってしまいました。青梅アートフェスティバル 2015 その2に続きます。

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by kazematikado | 2015-11-24 14:52 | 女子会 | Comments(2)
Commented by ejichan555 at 2015-11-24 21:31
行ってみたいマチのひとつになりました。
紹介されるまでは、全然知らなかったマチです。
視野が広くなったというか、楽しみです。
Commented by kazematikado at 2015-11-26 00:35
エジちゃん、いつもありがとうございます(*^_^*)
東京の外れの小さな田舎町ですが、でもどこにもないようなキラリとした輝きを放つ街です。
いつか訪れてくださいネ。お待ちしています(^_-)v


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