2017年 07月 23日
青紅葉 最近、グリーンカーテンというけど、これぞまさしくグリーンカーテンだと思う。 真夏の燦々と降る日差しを遮って、木洩れ日と言う名の素敵な光に変えてくれる。 渓流沿いの涼やかな風の通り道であればなおさら… ゆらゆらと揺れるしなやかな枝も、赤子の掌のようなもみじの葉も、 葉擦れさやけき… 早瀬 踊る光に… ふっと青葉城恋歌を思い出す。 ユクノキ 数年ほど前、日原を歩いていた時、遠くの森の中で、いままで見たこともないくらい真っ白に咲く花を見た。 一緒に歩いていた、森の案内人ともいえる友人に訪ねたが、やはり、初めて見た花だという。 川向うの深い森の中だったので、双眼鏡で確かめてみたら、どうもマメ科の花らしかった。 翌日、その友人からメールが入っていて、日原の古老に尋ねたところ、あの樹はユクノキという名前だという。 今年は、このユクノキが奥多摩のあちらこちらで目に付く、日原の友人に聞いても、こんなに咲く年は珍しいそうだ。 植物写真家のいがりまさし先生のHPで検索してみたら、枝一杯に白い花が咲くので「雪の木」がなまってユクノキとなった 語源説があると書いてあった。フジの花に似ることから、ミヤマフジキともいうそうだ。 そして、この切り立った2つの岩峰を神戸岩という。その昔、山岳部員だった頃、キャンプに来たことがった。 その頃は若かったから、先輩に登れる場所があるから登ってご覧と言われて、岩登りの真似事をした。 結構、一気に登った記憶はあるが、その後一度も来ていないから、今は、どこから登ったのかも判らない。 キャンプした場所もどの辺りだったかも定かでないけれど、このそそり立つ岩の形だけは覚えていたのだった。 苔生した渓谷には、透き通るほど清らかな流れが巡っていた。 滴るような緑は流れにもその色を映して、水面を染めているようだった。 流れの浸食が岩をくり抜き、この先は洞窟のようになっているのだった。 それにしても、なんて清らかな水なのだろうか?何十年経っても変わってはいないのが素晴らしい。 あの頃は、たしか無かった鎖が付いていた。第一、遊歩道があったのかさえ記憶にない。 ホタルブクロの蕾が今にも開きそうだ。
by kazematikado
| 2017-07-23 17:03
| 山と森
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