風街角

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2017年 06月 03日 ( 2 )


2017年 06月 03日

横沢入りの春

また少し、季節が戻ってしまいますが、アップしていなかった、4月~5月の記事を載せちゃいます。
お付き合いください<m(__)m>



長閑な山間の踏切を渡ると


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桜の花で有名な古刹が現れる 大悲願寺というお寺


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ミツバツツジも見頃を迎えている。


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穏やかな石仏の顏に陽射しが零れる


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山門をくぐれば、長閑な里道が続いている。


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そして、畑の中の古びた石の道標を目印に、小さな野道の曲がり角。


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緩やかに辿れば、ほどなくして山々に囲まれた里山に辿り着く。
ここが、横沢入り、かつて谷戸の農耕地だった場所だ。


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周囲の森は芽吹きの季節。若葉萌え山桜咲く。



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山桜の花明かり、葉明かり




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水田の名残りの湿地にはヤナギが芽吹く。



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ヤナギを見ると啄木の短歌を思い出す。

やわらかに 柳青める北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに

この柳はタチヤナギ?またはマルバヤナギだろうか?



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小さな小川が流れ、ネコノメソウが咲いていた。



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本当に綺麗な流れだった。


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こんな丸木の橋も架かって、幼い頃の野原と小川とを思い出して懐かしくなる。

春の小川はさらさら行くよ…そんな世界観だっらなぁ。
小川の土手を歩けば、ぽちゃん、ぽちゃんとアマガエルが飛び込んだ。
草笛を吹いたり、笹舟を流したり、そんな幸せな子供時代だった。



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タンポポもナズナも、カラスノエンドウもみんなおままごとの道具だった。



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一面のレンゲ畑も懐かしくって…花冠に、花の首飾り


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スイバ、すかんぽと呼んでいたよね。


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ミツバツチグリ


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ハルジオン

ハルジオンとヒメジョオンの見分け方。

❤ ハルジオン   花期4月~5月 花びら糸のように細い 蕾が垂れ下がる 茎が空洞
❤ ヒメジオン   花期5月~6月 花びら少し幅がある。 蕾は上を向く  茎は芯がある



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タチツボスミレ、桜の木の根っこで輝いていた。


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スギナ
まるまるぼううずのすぎやまは いつでもみんなの笑いもの
これこれスギの子おきなさい (笑)


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タンポポが一面に、何だかそこだけ暖かくなる。


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植林帯の山桜は、白く美しく輝いているみたい


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キブシの花を見つけると嬉しくなる



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このふわふわ、もこもこは何の花かな?



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イロハカエデの若葉が開き始めた。


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この花も判らない?クロモジ?でもなさそうだし?



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こちらは咲き残ったアブラチャンかな?



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こちらは、葉が展開し始めたミズキですね。たぶん?



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ヤナギが午後の陽射しに金色に輝く。


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山桜も輝きだす。


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やがて暮色に染まって行くのだろうか、それとも谷戸には夕日は届かないのかも...



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越冬明けのルリタテハが翅を休めに舞い降りた。



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高い枝に舞い降りたのはモズ吉、しっぽを振子のように振るからすぐに判ったよ。
これからは恋の季節、冬の間中孤高を守った縄張りを解くのかな?



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カルガモのツガイも仲良くねぐらに帰るところ。


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横沢入りは、眠りにつこうとしていた。次回は5月の横沢入りWSです。


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by kazematikado | 2017-06-03 18:25 | 里山 | Comments(2)
2017年 06月 03日

稲村尾根より鷹巣山、峰谷へ

ずっと、敬遠してきた稲村尾根(奥多摩三大急登の一つ)でも、いつかは登るのだろうと思っていました。
そしてその日が遂に来ました。こんなふうに言うと何を大げさな!と一笑されるかも知れませんね。
でも、体調管理にも気を使い、いつもよりさらに気を引き締めて挑むことにしました。
自分一人なら、ここまで慎重にはなりませんが、ガイドとして登ることになるのでそうならざるを得ません。
この日は下見でしたから最小限の荷物でも良いのですが、当日と同じぐらいの重さのザックで臨みました。

そしてカメラもザックの中に納め、登りの間は封印しました。これが一番、らしくない行動です(笑)
コースタイム、危険個所、休憩場所等、頭にいれつつ確認しながらの実踏。さらに当日は45名の参加者の
団体行動も推測しながらコースタイムを見なければなりません。
体調不良等で途中離脱者が出た場合の対処をどのようにするか等々考えながら登ります。
さらに、下山後のバス(本数が少ない)の乗車時間の調整など、山ガイドは気が抜けません。
とは言いながらも、信頼関係で結ばれたガイド仲間との実踏は楽しいものなのです。



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鷹巣山山頂




この日の天気予報は午後からの雨が懸念されましたが、何とか小雨程度で済みました。
稲村尾根には東日原より、いったん川に下りて稲村岩の肩まで登り返します。
稲村岩は日原のシンボル的な岩峰です。この尾根に出るまでがかなりの急登です。
そしてここからヒルメシクイノタワと呼ばれる鞍部まで、ひたすら急坂を登り続けます。

ですが、途中、素晴らしいブナ林があり疲れを忘れさせてくれます。
予定通りヒルメシクイノタワで昼食を取り、あとひと登りで鷹巣山です。
ここで、安心してカメラをザックから取り出しました。
山頂はどうも霧が出て来たようです。


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最後の急坂を上り上げると一気に視界が開け山頂です。


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あらら、やっぱり濃霧で何にも見えません。山頂は眺めが良いだけに残念です。



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なんとか霧が晴れないかしらね。晴れろ~!!と言ってみる。
するとどうでしょう、見る見るうちに霧が晴れて景色がぼんやり浮かんできました。


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え~!!わたしって神通力があるのかしら?



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これには仲間たちもびっくりしていました(笑)



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何だかなぁの御影石?のモニュメント的山頂の標識
綺麗で立派だけれど、奥多摩の山には似合わないなぁ…
風雨にさらされて味わい深くなった木の山頂標識が好きなのだけれど…



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これから下山する「峰」の集落の向かい側の尾根にある「奥」の集落も見えます。



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背後の山々も薄っすら浮かび上がっています。




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おや?あの白亜のお寺は大寺山の仏舎利ですね。
こうして見るとかなり高い所にあるように見えますね。
なんだか光って見えます。天空の寺って感じです。




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さて、頂上を後にして防火帯の尾根を下って行きます。
ミツバツツジが咲き初めで美しいです。まだ蕾もいっぱい。
「イベント当日は見頃かも知れないね!」 「お客さん喜ぶかもね!」
って、そんな会話を交わしながら、足早に下山して行きます。



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足元にはたくさんのタチツボスミレたち。標高1736mは、まだ早春でした。




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行く手に日影名栗沢の峰が幻想的に浮かび上がります。
お天気なら、その奥に大岳山が望めるはずだけど。



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また見る真に、暑い霧が閉ざして行きました。どうやら雨になりそうです。



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ここからは、三頭山が見えます。



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さらに、左奥には御前山の優美な山容が見えました。




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この防火帯の尾根はダケカンバが多いです。夏にはマルバダケブキに覆われます。



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木々は芽吹きの時です。




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唐松の芽吹きのグリーンが目に鮮やかでした。




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谷を埋める木々の新緑のグラデーションが美しいです。



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苔生した切り株に新しい芽生え



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避難小屋を後に自然林の中を下山して行きます。
美しい森ですが、雨が降って来たので写真も撮らず一気におります。

集落に近づく頃、山つつじが燃えるように咲いていました。




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浅間神社の杜を抜けると一気に視界が開けました。



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峰の山上集落が現れました。



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九十九折の車道が上って来ます。



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緑の谷を挟んで浮かびあがる集落はさながら天空の村ですね。



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この車道が出来る前は、集落への道は山間の登山道だったようです。
山で暮らす人々の営みがあり、麓とを結ぶ生活道には、
道祖神や庚申塔などが点在していました。
今は使われなくなったそんな山間の生活道を降りて行きます。





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麓ではもう散ってしまった桐の花が、緑の山々を背景に美しく凛と咲いています。




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向かいの奥集落、この集落からは千本ツツジへと登り石尾根へと続きます。



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門前の大木と共に歴史を刻んだであろう民家は今は住む人がいないようです。
表札には“春太郎”さんというお名前が書かれていました。
その方の家族の暮らしがあったのですね。

昔訪れた時よりも空き家が増えている気がしました。


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木々に囲まれ埋もれるように…



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「おや?畑に何かいるね。」  「あっ、カモシカだ、こっちを見ているよ。」




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身じろぎもせずに、じーっとこちらを見ているのでした。



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車道と合流しました。



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わたしたちは予定通り、バス停に着きました。一日に3便だけの最終バスに乗ります。
緊張して臨んだ稲村尾根でしたが、何とか無事に行って来れました。
イベント当日も、体調に気を付けてしっかりガイドできるように頑張りたいと思います。



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by kazematikado | 2017-06-03 01:34 | 山と森 | Comments(2)