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2017年 06月 09日 ( 1 )


2017年 06月 09日

5月の憧れ

5月の異称は皐月ですが、他にも早苗月とか、田草月とか言うそうです。
水を張った田圃に行儀よく植えられた早苗が、さわやかな風に揺れる姿は清々しいですね。
そして中空をツバメが身をひるがえして飛ぶ姿も、わたしのこころを捉えて離しません。

まだ残雪を冠した北アルプスの高嶺の山肌に、田植えの時期を知らせる雪渓が現れるころ、
安曇野の田圃の水鏡に山々が映し出された光景を見たいと思い続けて随分と月日が経ちました。
駆け足で過ぎて往くこの季節、今年もやはり、憧憬、  5月の憧れは心象風景のままです。
でも、身近な山や野原で、ひそやかな季節の移ろいを肌で感じることが出来たから…それも良しと思います。


5月の憧憬

ミズキの白い花房が揺れる緑なす里山を訪ねました。



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ミズキの白い花房が、こんもりと、いよいよ白く咲き誇るころ、
緑が深くなった林の小径を辿れば、ほんのりと芳香に包まれます。
それはミズキの花の匂いだろうか?それとも森自体が送りだす香だろうか?
誰もそうだとは言わないけれど、わたしはミズキの花の香りだと思っています。


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そして頭上から細かな雨のようにはらはらと絶え間なく散るのは雄蕊や花びら…
一体どれほどの花が咲いているのか、いつまでも降り続いているのです。
わたしは「5月のやさしい雨」って、そう呼んでいます。



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花の時期だけ、その存在感が判る、花が散ってしまえば、もうそこにミズキがある事さえ
わたしたちは忘れてしまうのだろう。木々の営みは密やかです。



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5月の横沢入の風景です。




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五月雨(さみだれ)の後



アケビの葉に下りた朝露


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名も無い(名前はあるのでしょうけれど)草の葉に下りた露が綺麗



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白露を置いたような…


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草の葉のしなやかなカーブを撮りたくなりました。
でも難しいです。思ったようには撮れませんでした。



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シロツメクサの花が、そっと話しかける


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タンポポの綿毛もしっとりと濡れて



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足元の草むらは無数の花野


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薄紫の小花が草むらに星のように…


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名前はね。セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)というのですって
花の形が燕が飛ぶ姿に似ているから、
命名した人は、なんて素敵な発想なのでしょう。


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5月の森影を、軽やかに舞う燕さんの美しい横顔


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ハルジオンの憧憬



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畦道に咲き続くハルジオン



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たくさんの蕾が鈴のようで、耳を澄ませば、
しゃんしゃんしゃんと鳴っていそうです。



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ハルジオンを美しく撮りたくて



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5月の小川


千草の影が映りこむ


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小川の中をそっとのぞけば…



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オタマジャクシがいっぱい
もう少ししたらカエルの鳴き声が聞こえる里山になるでしょう。



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水面に春を乗せて 野辺を巡る川


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みどりの野辺の光景


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スイバの花が終って実を結び始めていました。


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この一枚一枚が実で種を有しています。


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穂が展開する前のたんぽぽ


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つい、虫食いの葉っぱを撮りたくなってしまいます。



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ヤマグワの青い実



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ヤブジラミともう一つはヤブガラシの芽だろうか?


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種を実らせたナズナ



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そのハート型の実がかわいくて



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オランダガラシ(クレソン)が花をつけていました。


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アケビの若い蔓が綺麗、ほら小さな羽虫も寛いでいます。


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山つつじの花が、雨に濡れてハッとするほど美しくて。


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桐の花憧憬

わたしは何故か桐の花が好きです、


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緑の森影に際立つように、薄紫の花の姿
天に向かって燃え立つような姿が好きなのかな…


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清々しい紫色が好きなのかもしれない。


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まるで薄紫の鈴のようで、いっせいにベルを鳴らしてくれた気がしました。


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とても気品がある花だと思います。


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木洩れ日に透けて


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田圃の泥をくわえて飛び立つのはイワツバメかしら?
巣を作っているのでしよう


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そしてオシドリの夫婦が、のんびりとお散歩中


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かわいいです。このペアが子供を見せてくれるかも


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また、来月訪れてみよう…
元気でね。ヒナを孵してね。



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誰かが作った花冠がありました。
少ししおれかけてしまったけれど、春の野辺の花を散りばめて素敵でした。
野の花を摘んで遊んだ日々を思い出しました。



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by kazematikado | 2017-06-09 01:13 | 里山 | Comments(4)