風街角

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カテゴリ:街( 18 )


2015年 06月 10日

ツリーハウスプロジェクト(出逢い)

11月のある日、女子会のご案内で青梅の街を歩いていて、駅に続く坂道の途中で足を止めました。
「あら?いつの間に…?」と思わずつぶやいたわたし。
それほどのインパクトで、コインパーキングの隣に、古ぼけた一軒のお店が建っていたのでした。
以前はどんなだったかしら?と思い出そうとしましたが、わたしの記憶の中には存在していませんでした。
だけど、すごく気になって、みんなに待っていてもらい表に回ってみました。
「わぁ~!!なんだろう…すごく不思議…!!」それが、カフェころんの最初の印象でした。
それは、以前偶然見つけた素敵なカフェ“ねじまき雲”に出逢った時と少し似ている気がしました。
いまはねじまき雲さんは、国分寺に移転され青梅のお店は不定期にしか開かれないので残念に思っていたので
凄くワクワクしたのでした。(でも似て異なるものだと言う事は後から判るのですが)
この時の、何とも言えない胸の高鳴りは、インスピレーションだったのですね!!


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その後、初めて、カフェころんの扉を開けたのは、東京で一人暮らしをしていた咲絵ちゃんが
群馬の実家に帰ることになり、東京の思い出にと、二度目の青梅に訪ねて来てくれた時の事でした。
12月10日、青梅の散策が終り夕暮れが迫る頃、「気になるお店があるの、一緒に行ってくれる?」と
咲絵ちゃんを誘いました。『はい!!連れて行ってください♪』と即答してくれた咲絵ちゃん。
ガラガラガラ…クリスマスの飾り付けを施した引き戸を開けて、ころんの不思議な空間に一緒に
足を踏み入れたのでした。


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お部屋の中では、赤々とペレットストーブが燃えていてとっても暖か、


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お子さんたちと若いお母さんたちが寛いでいる、なんともほのぼのとした空間でした。



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わたしたちは、木の温もりを感じるようなテーブルに座り、メニューを眺めました。
「あら?珈琲はねじまき雲さん焙煎。それにシフォンケーキはちゃんちき堂さんのだわ。」
偶然、知っていた二つのお店の名前が書かれていて、どちらもとても好きなお店だったので
何だか不思議な縁を感じたのでした。

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このオブジェ、とても魅かれました。


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この時はまだ気づいていないのですが、ここは、ちゃんちき堂さんがオーナーで、青梅で自営のお店を持ちたい
と考えている若い人たちを応援するために、まずはその場所を格安のレンタル料で提供するレンタルカフェだったのです。


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この扉の向こうは、ちゃんちき堂さんのシフォンケーキを焼く秘密工場だったのです。


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そして、気になったこの壁掛けは、廃屋だった古民家をリノベーションして、カフェころんを作り上げた
仲間たちのお名前を記したものだったようです。
後から知ったのですが、廃屋だった古民家を最初に見つけ、何故かすごく気になったちゃんちき堂さんと
青梅の街をなんとか元気にしたいと思っていた大家さんとの出逢いは、運命的だと思えるものだったそうです。
そして青梅の街に、夢があっておおらかで暖かな温もりを感じるような建物やオブジェを提供し続けて来られた
建築家のマッキーさんとの出逢いによって、ちゃんちき堂さんの夢が形になって走り出した事、
その想いに賛同した仲間たちが集まって来て、力を合わせ自分たちの手で、一からお店を作って行った物語は
とても夢があって、さわやかな感動に溢れるものでした。


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そんな大勢の人たちの想いが詰まっていたからこそ、初めて見た時、何とも言えないワクワク感と共に
一目でわたしを惹きつけたのじゃないかと思うのでした。本当に素敵なお店に出逢えて嬉しかったです。


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どこか懐かしくてとっても居心地良い空間に、咲絵ちゃんと寛いでしまって日暮れ時まで居てしまいました。
その時、奥の引き戸を開けて現れたとても存在感ある人がいました。その方がマッキーさんだった事に、
まだ知る由もないわたしでした。
  

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次にわたしが、ころんを訪れた日、年が明けた1月16日の事でした。
いつものように古い青梅の街中や森の際や川のほとりを歩いて裏通りなんかも縦横無尽に歩きまわって
ころんの前で足を止めました。大岳山の上に低く鉛色の雪雲がたなびいている風の冷たい日でした。


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本日のカフェころんは『のんびりPAKA』の営業日です。と表の黒板に書かれていました。
この間は『ててぽん』さんだったので、お店が日替わりであることを実感したのでした。
相変わらず、不思議な鉄のオブジェが迎えてくれていました。
赤錆色に錆びた鉄…なんとなくずーっと昔見たような気がして懐かしい気持ちになりました。


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ガラガラガラ…今回も引き戸は、古い記憶を呼び覚ますような音を立てます。
何となく子どもの頃の実家の家に帰って来たような懐かしさが蘇ります。



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ステンドグラスの窓から、教会の窓みたいに優しい光が洩れています。


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一番奥にある、足踏みミシンを机にした席が妙に気になります。古い扇風機に蝋燭の燭台みたいなオブジェ。
出窓になった大きな窓…なんとなく秘密の香りがするのでした。


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そして、木製の大きな飾り棚には、素敵なガラス細工のアクセサリーや雑貨が飾られていました。


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「あ、やっぱりミナモさんのアクセサリーだ」と、そう思いました。
ちょうど道路を挟んで、ころんの斜め向かいにある、まるで海の底を思わせるステンドグラスのお店です。
いつも素敵だなとショーウィンドーを眺めていました。


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あら?…ここにも、マッキーさんのお名前が…
ころんをリフォームする時に出た、昔のすりガラスや曇りガラスで作ったアクセサリーって素敵です。


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洗練された美しいオブジェや可愛いアクセサリーが並んでいます。


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そして、テーブルに置かれた“カフェころんができるまでの物語”という冊子を手に取りページをめくります。
目の前のカウンター席に座っているのは、確かこの間の存在感のある人でした。
物語を読み進むうちに、その中の写真に写っているマッキーさんが、なんとなく目の前にいらっしゃる人と
似ているような気がします。お料理を運んで来てくれた女性に聞いてみると、果たしてマッキーさんでした。


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その女性が、マッキーさんに耳打ちしてくださり、マッキーさんが振り向かれ会釈されました。
穏やかな微笑をたたえた方で、初対面なのに何故か緊張させないオーラを持っている方でした。
わたしは、ころんをリフォームした時のお話しを伺ったりしました。少し談笑したあと、
『そちらへ行っても良いですか?』とマッキーさんが珈琲を持って隣の席に来てくださいました。


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マッキーさんにお逢い出来るなんて夢にも思っていなかったので、その幸運が不思議でたまりませんでした。
マッキーさんは、ログハウスを勉強するために単身アメリカに渡ったお話し、奥多摩にログの学校を作るつもり
だったお話し、青梅にはマッキーさんが手がけた建物やオブジェがあることなど教えてくださいました。
その中には、わたしが気になっていたネコのバス停の電話ボックスと太陽の塔のオブジェや、MINAMOさんや
ガチャ萬本舗さんの建物も含まれていると知って感激したのでした。
そして、後から知ったのですがあのにゃにゃ曲がりもマッキーさんが作ったのですって!!
知らずにお友だちを何度も案内していたわたし。マッキーさんが作り出した世界で遊ばせてもらっていたのです。

わたしは、青梅の街が好きで良く散策すること、そしてころんを見つけた事、山が好きで山歩きをする事など
お話ししました。話が、ころんの裏庭に作るというツリーハウスの事に及んだ時、マッキーさんはにこやかに
『大人が面白がって遊んでいるんですよ。もうじき始まると思うので良かったら遊びに来てください。』と
言ってくださいました。そして成木で林業を一生懸命やっている若者がいて森づくりをしようと思っている事も
お話しされ『山が好きな方でしたら、一緒に森の仲間になってくれませんか。』と言ってくださいました。

わたしは、自分に果たして出来るだろうか?と思いつつも、お誘いいただいたことがとても嬉しくて、
いつのまにかマッキーさんとお話しさせていただく事が出来た巡り合せの妙にときめいたのでした。
そして、その後、カフェころんのオーナーである哲さんとも親しくお話しさせていただけるようになり、
ツリーハウス作りに懸ける哲さんの夢と情熱に深く心を動かされ、その夢の端っこで何かお手伝い出したい。
そう思うようになりました。これがわたしがツリーハウスプロジェクトに参加する事になったきっかけでした。
こんな不思議な出逢いをもたらせてくれたカフェころんって本当に素敵なお店です。
《続きます》

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by kazematikado | 2015-06-10 02:15 | | Comments(2)
2015年 03月 02日

モノクローム 青梅宿

モノクロームの世界は魅力的です。
なんとなく、物の本質が見えてくるような…
古いものと新しいものが混在する街、青梅宿にはモノクロームが良く似合う街
街角を曲がると、ハッとするような景色に出逢ったり
小さな路地裏に迷い込めば、まるで時が止まったかのように
古い物たちが語りかけてくるのです。

不思議の国のアリスになった気分で、モノクロームの世界を彷徨ってみました。



青梅駅


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by kazematikado | 2015-03-02 01:03 | | Comments(0)
2015年 01月 04日

青梅散策(12月)

青梅は、わたしにとって、いろいろな顔を見せてくれる不思議な街です。
今も昭和のままの駅舎と、駅前の旧青梅街道沿いの商店街は、昭和初期の建物や、古くは江戸時代や
明治・大正に建てられた歴史ある古い建物が今でも商いをしていたり、見学施設として残っていたりします。

街角には、昭和の香り漂う、ノスタルジックな映画看板がいたるところに飾られていて、初めて訪れた人は
一体この街は、どうなっているのだろうと不思議に思うことと思います。
わたしも最初、この映画看板と、蔵が残る古い建物に心を大きく動かされたものでした。

それから足繁く訪れる度に、新しい発見があり、また、街が、どんどん進化していることに気が付いたのでした。
青梅には芸術家と呼ばれる人々が多く、街そのものがアートだったり、古民家を利用した新しいお店が出来たりしています。
かと思えば、昔からの人が住み、温かみのある人情に包まれた安らぎのある街でもあるのです。


そんな青梅の魅力を時々ブログで書くうちに、行ってみたいと興味を持たれる方もいらっしゃるようになりました。
平成生まれのSちゃんもまた、そんなお一人、12月10日に青梅を訪ねてくださいました。
昭和を知らないSちゃんに、ノスタルジックな昭和レトロを楽しんでもらえるのか、ちょっと心配でしたが、
大丈夫でした。Sちゃんは懐かしさを共有してくれ、十分に楽しんでくれたのでした。

Sちゃんは新年より、ふるさとに戻られましたが、青梅での一日が東京暮らしの思い出の一つになれたら良いなぁと思います。
Sちゃんは、ふるさとに戻り、新しい夢を見つけて頑張って行きたいと言っていました。
素直でがんばり屋のあなたなら、きっと素敵な何かを見つけられることでしょう。

わたしは、東京の外れの青梅の空の下から、Sちゃんのしあわせを祈っていたいと思います。
またいつか逢える日を楽しみに、新年早々ですが、その時の事をデジブックでまとめてみましたので、よろしければ、ご覧ください。

青梅散策(デジブック)





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by kazematikado | 2015-01-04 01:41 | | Comments(0)
2014年 12月 05日

トワイライト ティールーム

臨川庭園を後にして、てくてく(^^)変化のある裏道を30分も歩けば、釜の淵公園に出ます。
釜の淵公園と言えば、ティールームですね。お友達の間では、もうスッカリお馴染みのお店です。

沈みかけた夕陽を追いかけて、辿り着きました。
ずーっと、黄昏時のティールームに行ってみたいと思っていたんですよね。
今日はやっと念願かなって、来れました。
秋の日はつるべ落とし、黄昏時と灯燈しごろの両方を、しかもクリスマスのディスプレイで楽しみました。


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by kazematikado | 2014-12-05 01:02 | | Comments(6)
2014年 12月 04日

臨川庭園、敷き紅葉

青梅、日向和田にある臨川庭園は、青梅出身の昭和の政治家、津雲国利氏の別荘として造られました。
多摩川の流れを眼下に臨むので、臨川庭園なのでしょうね。素敵なネーミングですね。

こちらの庭園は、春の梅や柳、夏には綺麗な山百合も咲きます。そして、秋の紅葉は素晴らしいです。
奥多摩分校の秋の遠足の候補地の一つだったのですが、紅葉のピークは11月20日前後ですね。
11月29日に行って来ましたが敷き紅葉になっていました。

宮ノ平駅に降りると、駅前の見事なヤマモミジが美しく紅葉し、ハラハラと散った葉が、美しいこと。
まるで着物の柄のようでした。


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by kazematikado | 2014-12-04 22:12 | | Comments(2)
2014年 11月 25日

青梅宿 アートフェスティバル

先日、11月15日~16日で行われた〈青梅宿 アートフェスティバル〉に行ってきました。
といっても、15日は、仕事前の午前中に駆け足で。16日は、ハナネコ女子会帰りにちょこっとだけ。
今回初めて行く事ができましたが、もっとじっくり見たい、とても楽しいイベントでした。


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青梅に住み始めて35年経ちますが、青梅の景観の素晴らしさに気づき始めたのは10年ほど前からです。
最初に気づいたのがおびただしい映画看板と、古い町並みの商店街のレトロな雰囲気の心地よさでした。
あの映画看板は何時頃から設置されたのだろう?昭和レトロな青梅宿と呼ばれ出したのはいつごろから?
という素朴な疑問が湧いたので、〈青梅宿 アートフェスティバル〉についてちょっと調べてみました。

青梅の街の街起こしとして平成3年から始まった〈青梅宿 アートフェスティバル〉
回を重ねて今年は14回目だそうです。

青梅の商店街は、青梅駅を中心に、青梅街道沿いに東西に長く広がっています。
長屋のように軒を連ねた様々な小売店が続き、その店と店の間には無数の小さな路地があります。
しかし、大型スーパーや量販店の進出により、商売が立ち行かなかくなって店を閉める家も多くなりました。

ひところ、老舗の呉服店が店をたたんだり、古い造り酒屋が伝統の灯りを消したりしていき、
商店街を歩いてもシャッターが下りたままの店が多くなりました。
やがて駅前には、いくつかの高層マンションも建ち、景観も変わり始め青梅の街は様変わりして
行きそうになりました。

そんな時『ストップシャッター』を合言葉に、地元の商工会議所、青梅観光協会、NPO法人『ぶらり青梅宿』
などがタイアップし、第1回目の"青梅アートフェスティバル"を開催したそうです。
この時、映画"快傑黒頭巾"の作者「高垣眸」さんが、青梅市出身であったことや、青梅出身の映画看板師
板観さんが在住であった事から、青梅は『映画看板のまち』に変貌していったそうです。
また、『昭和レトロ』という言葉を最初に使い始めたのも青梅市だそうです。

その後、小泉八雲の怪談「雪女」は、青梅が発祥の地であった事が判り、それにちなんで、空き店舗を利用して
『青梅商品博物館』(2Fに雪おんなの資料館あり)『赤塚不二夫館』(青梅ゆかりの漫画家)
『昭和幻燈館』などが開設され、古い町並みの整備も始まったそうです。


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072.gifぶらり青梅宿 より抜粋

<<沈没商店街浮上大作戦>>
青梅宿の地域遺産を発掘
元からある資源に新しい資源を加え
街とその周囲は屋根のないミュージアムです

商品は永山丘陵・多摩川・路地や小路・歴史的建造物・商店街・神社仏閣・街角アートなど
「ぶらり青梅宿」のイベントのメインは「青梅宿アートフェスティバル」です
晩秋のフェスティバルは、毎年テーマを変え
ノスタルジーなテーマを柱にしながら
年々成長するフェスティバルです




なるほど、我が街青梅の新たな歴史を、ひも解いてみると知らなかった事がたくさんありました。
わたしが青梅宿の景観の魅力に気づき始めた頃、実は、街並を守る活動がスタートした頃だったのですね。

ノスタルジックな青梅宿の景観に癒されながらも、「青梅宿 アートフェスティバル」に今まで一度も
来たことがありませんでした。
毎回、行ってみたいと思いつつ、丁度紅葉真っ盛りなこの時期は、青梅の駅を素通りして山へと向っていたのでした。

今回のアートフェスティバルを機に、以前から気になっていた"昭和初期の名建築 津雲邸"が、
一般公開されるとの事で、初めてアートフェスティバルに行ってみることにしたのでした。



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More 前置きが長くなりましたが、写真で綴りますのでよろしければ、続きをどうぞ。
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by kazematikado | 2014-11-25 15:42 | | Comments(2)
2014年 10月 25日

黄昏の街散歩

街が一番素敵に見える時間っていつかなぁ…なんて思いつつ、今日は黄昏時の街の姿を撮ってみたいと思いました。




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More 続きをどうぞ
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by kazematikado | 2014-10-25 01:40 | | Comments(2)
2014年 06月 08日

水無月の街

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水無月の森の続きは、水無月の街
我が町、青梅の見所をご案内いたしましょう(^^)

やっぱり、仕事帰りに、空色号に乗ってふらり、ポタリングです。


More よろしければ続きをどうぞ(^o^)/
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by kazematikado | 2014-06-08 01:13 | | Comments(6)