カテゴリ:山と森( 33 )


2016年 12月 12日

過ぎし日の秋に (蕎麦粒山)

またまた、過ぎし日シリーズです(^_^;)

奥多摩の山また山のその奥に、ぽつんと小さな頂きひとつ。
三ツドッケ(天目山)と川苔山を結ぶ稜線上に、玄人好みの山、奥多摩の寂峰と謳われた蕎麦粒山があります。
今回は11月下旬のイベントでガイドを担当することになり、10月中旬に下見登山で行ってきました。
さすが、寂峰と謳われただけあって、下見時は誰にも遭遇せずイベント当日も屈強な若者一人とすれ違っただけでした。

わたしたちが企画したのは、川乗谷から鳥屋戸尾根を登り、笙ノ岩山~蕎麦粒山~川乗林道を降るコースです。
前回登ったのは新緑の6月でした。植林帯の急登を抜けると緑滴るブナ林があり、今回はそろそろ黄葉も
見られるかと期待しつつの山行でしたが、やはりまだ時期尚早。でも、山は必ず何かを用意していてくれますね。
終盤に素敵なサプライズが待っていたのでした。

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More よろしければ、続きをどうぞ(^_-)
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by kazematikado | 2016-12-12 19:24 | 山と森 | Comments(0)
2016年 08月 11日

夏の雲湧く雲取山 その2

ああ、ぐっすり寝た~!!
一人の山の時は、たいてい3時半にはごそごそと起きだして、寝る前に準備しておいたカメラとレンズを持って
早朝撮影に出かけるのですが、今回は、ガイドの下見という目的で来ていますので、それはご法度。
そんな訳で4時半まで寝てました。山峡の小屋ですし、朝日が拝めるわけではありませんしね。

でも、一人なら、絶対に小屋の下を流れる三条沢まで降りていって何かしら被写体を探して撮っているはず。
例えば、魚影にドキドキしたり、早起きのミソサザイに出逢ったりしてるかも。
朝日がまだ届かない渓流は、きっと幽玄の世界。流れに身を委ねているような畦畔林はさながらニンフのようだろうな。
せっかく迎えた山小屋の朝、写真は撮れないまでも早朝散歩すれば良かったかなとちょっと後悔しました。


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釜戸炊きのおいしいご飯を頂き、作りたてのちらし寿司のお弁当を受け取ります。
普通、山小屋って夜のうちにお弁当を作っておいて渡されるのですが常ですが、三条の湯は朝作ってくれるのです。
これには感激でした。ちなみにイベント本番でも36人分のお弁当をスタッフ総出で朝作ってくださいました。
山だから贅沢は言えないけれど、冷えて固くなったお弁当は苦手でしたが、今回はとっても美味しくいただきました。

予定通り6時に出発です。歩き始めの三条沢は、いくつもの小滝が落ち変化のある地形です。
ひんやりとした冷気が心地よく、ミソサザイの囀りや、オオルリの声などを聴きつつ登り始めます。

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だんだんと日が差し始め、時折り頭上にカラ類の混群がやってきてはにぎやかに朝の食事を始めます。
すがすがしい早朝の山道は、体が慣れるまでは少しゆっくり目の歩調で登ります。


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どこかでアカゲラのドラミングが聞こえてきます。トゥルルル…トゥルルル…   トゥルルル…トゥルルル…
何度も何度も、繰り返しトゥルルル…トゥルルル…    トゥルルル…トゥルルル…   
谷にこだまし、静かな朝の森に響き渡ります。高度を上げるたびにだんだんと遠ざかっていく音色を聞きながら
ああ、わたしは今、山にいるんだなぁと実感します。梢を揺らす風の音だったり、はやる谷川のせせらぎの音だったり
自然界からのあらゆる音や感触が、自分の中にある五感を呼び覚ますような気がするのでした。


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おや?登山道に散らばった鳥の羽。どうやら捕食の後のようです。
猛禽類の仕業かな?黒地に白い水玉模様の羽、ここで命を散らしたのはだれだろう?と、この時は思い浮かばないのでした。
ホシガラス?いやいや、ここにいるはずないし、コゲラ?この羽だともっと大きい鳥だよね。
そして数日後、一緒に登ったガイド仲間のUさんから、アカゲラの羽だとメールが入りました。
なるほど、そう言えば黒地に白の模様でした。ふと、あのドラミングの音色が脳裏を過ぎったのでした。



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梢の間から清々しい青空が見えて来て、大分高度を上げてきました。
少し開けた場所が現れ、右に通行止めの登山道があります。この道が青岩谷鍾乳洞への分岐です。
今は、登山道が相当荒れてしまっているためもう長い事通行止めになっています。
わたしが初めての雲取山でこの三条の湯経由の道を下山路に使った時は、まだ現役の鍾乳洞でした。
三条の湯の宿泊客のみ小屋番さんが案内してくださるという特典付きでした。
三条の湯に宿泊せずに降りるので、行く事は無理なのだろうなと思い諦めたのを覚えています。

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『ココのは、真っ白で軟らかくて固まらない鍾乳石なんだそうだよ。』と、現在の小屋番さんが教えてくれました。
以前は学術調査の方を案内することもあったそうですが、現在はそれさえもできない状況なほど荒れてしまっているとか。
もったいないなぁ…昔、行っておけば良かったと後悔先に立たずです。


そして開けた場所に飛びだしました。
雲取山の山頂は見えませんが、右から狼平~三ツ山~北天のタル~飛龍山(左端)までが見渡せます。
かつて名前に憧れて“北天のタル”まで縦走した遠い夏の日が懐かしいです。
あの時、ウグイスの谷渡りを聞きながら熊笹の中を下りた孫左衛門尾根もはっきりと眺められました。


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清々しい景色に見とれていると、たくさんのカラ類の混群がやって来てひとしきり賑やかに囀り交わしながら通り過ぎました。


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どうやら、ヒガラやコガラ、ハシブトガラなどの混群のようです。直ぐ頭上の枝にまでやって来ます。
彼らの愛らしい囀りや目まぐるしく動き回る姿にしばし癒されたのでした。


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岩稜地帯や、少し足場の悪い斜面を何度かトラバースしながら進みます。
『ここは要注意、お客さんを通す時は十分に配慮が必要だ。』など、ルートの危険個所の把握は
重要な下見のポイントです。

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やがて深い木立ちに覆われた鞍部に消え入りそうに細い沢が現れます。
ここが、この長い水無尾根で唯一の水場です。
大きなカツラの樹が佇む根元にパイプが引かれ、こんこんと清涼な湧水が溢れています。

わたしたちは重い荷物を下ろし、冷たい水を両手で受けて喉を潤します。
『美味い!!生き返るなぁ!!』仲間たちの清々しい笑顔が眩しいです。
軟らかくて、本当に美味しい水でした。荷物が重くなるけれど、わたしはペットボトルに水を汲みました。
家に帰り、この水を沸かして珈琲を飲むのがとても楽しみです(^^)

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やはり水辺には生き物たちも潤うのでしょうね。
三段式の引き出しのような面白い形をした岩が苔生して素敵なオブジェになっていました。
(この写真では判りづらいですね)<m(__)m>

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苔の上に映えているのは珍しい植物!?と思ったけれど咲き終わったフデリンドウですねきっと。
咲き終わった姿を見たことがないのですが、この葉っぱは間違いないと思います。


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こちらはダイモンジソウでしょうか?10月頃.可憐な花を咲かせます。


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キノコもあちこちに顔を出しています。

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岩に刻まれた細い山道、こんな道が奥多摩らしい道だと言える気がします。


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モミの木の幼木、これから大きく育って行って欲しいです。


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巨木フェチなわたしは、けっこう苔フェチでもあります。
瑞々しい苔の緑は春夏秋冬、違う顔をしていて飽きません。


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このチョウチンゴケの胞子は、素敵な被写体です。
まだ枯れ色の早春の森で、逆光に金色に輝いていた姿も、
雨上がりの森で雫に青空を映して輝いていた姿も忘れられません。


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恐竜の足みたいな木の根っこ


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ミゾホウズキのレモンイエロウは、どんなに小さくても目に飛び込んでくるけれど
その実はという小さくて多分目立たないのでしょうね。
果実がほうずきに似ているそうですがまだ見た事がないのでした。


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こんな木橋もまた奥多摩では良く見かけます。
お客様の中には苦手な方もたまに見受けられます。


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木々の間の青空を覗いたら、なんと富士山が見えるではありませんか!
中央の少し雲を被っている山です。


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長い長い登りを征して遂に、三条ダルミに出ました。


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清々しい青空に疲れも吹き飛びました。
ふと見るとと登山道に鹿が現れました。


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我々がいるのもお構いないようで夢中で草を食んでいます。


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雲の中の富士山をバックに


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それにしても、かなり至近距離までやってきます。
餌を与える登山者もいるのでしょう。すっかり餌付けされてしまったようです。


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雲踊る夏空が美しかったです。

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ここは飛龍山と雲取山の分岐でもあります。
森の中ではコマドリの声が高らかに響いています。

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熊笹の中の急登を45分あまり、喘ぎながらも一気に山頂を目指します。


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山頂の道標が見えてきました。あと一歩

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やった!遂に天空に突き抜けました。
360度の展望に加え、今日は雲のパレードです。

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これから辿る石尾根縦走路です。
かつてはこの縦走路の脇の草原一面に高山植物が咲き続くお花畑でした。
現在、植生回復作業が続けられているようです。
鹿防護用のネットを張った一部分では、かなりたくさんの花が咲いていました。


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こちらは東京都側の頂上、雲取山には山梨県と東京都の頂上があるのです。


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メボソムシクイの声も聞こえてきます。

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一等三角点

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山座同定板

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そしてここにも数頭の鹿がいました。


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こんな短い時間に何頭もの鹿に遭遇するのですからかなりの数いることが伺えます。

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この避難小屋の後ろに山梨県側の頂上があります。


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さあ、小雲取目指して下山開始です。


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草地が続き気持ちが良いです。

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唐松の新芽

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キビタキの声も聞こえてきます。姿も見かけましたがこのカメラでは無理。

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富田新道への分岐、日原方面に抜ける道です。

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見晴らしの良い場所に出ました。
ここで昼食を取ることになりました。


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草原に寝転んで見上げる空は最高です。

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良いお天気なのですが、目指す七ツ石辺りに湧き上がるガスが気がかりです。


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マルバダケブキの蕾がたくさんありました。


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おや、ここにも鹿が、どうやら小鹿のようです。

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町営奥多摩小屋

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ダンシングツリーと呼ばれる樹、ほんとそんな感じ(^^)

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誰が付けたのかな?ぴったりのネーミングです。

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緩やかな尾根道を下ります。

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ブナ坂の分岐に出ます。ここから七ツ石山へと登ります。
この時すでにだいぶ霧が出て来ていました。下見なので七ツ石山に登らなければと思いましたが
後の展開からいくと、山頂には登らず、ここで巻道を通り七ツ石小屋へと下るべきでした。

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でも、この時は呑気に七ツ石山へと登り始めました。

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草地に点在する白い石が印象的です。

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白いガスに包まれて、谷底から冷たい風が吹いてきます。
少し天候が変わって来ました。

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山頂が見えてきました。あと一息です。

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ガスが速く流れていきます。暗さも増してお天気急変の予感がします。

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七ツ石山の山名の由来となった大岩が点在しています。
平将門伝説に由来するそうです。

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すでに壊れかけた七ツ石神社ですが、今もどなたかがお供えしているようでした。

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樹林帯の中を下ると七ツ石小屋に着きました。

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綺麗に整頓された山小屋でした。

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ここに、昨年、会津駒ケ岳の駒の小屋で働いていたという「民ちゃん」がいるそうだ。
との情報があったのですが、残念ながらこの日はいらっしゃいませんでした。

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わたしたちはほんの少し休憩を取った後、直ぐに下山にかかりました。

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ここから、3時間余りの長い下山路ですが、どうにも天候不安定で
どんどんガスが深くなっていきます。
今朝の山小屋での情報では午後7時頃に雷雨があるかもとの事でしたが
この分だと早まりそうです。急がなければなりません。
もう、わき目も振らずに飛ぶように降りていきます。

けれど堂所辺りで雷雨に追いつかれました。
一気に暗さが増して行きこのまま日暮れになるのではと思えるほどです。

以前、北八で嵐に遭遇した日を彷彿とさせます。
これはまずいと思い、ヘッドランプを出すよう提案します。
わたしたちがザックを下ろした途端、遠くに雷鳴が聞こえました。
そして、激しい雨音が近づいてきます。これも北八の時と同じです。
「レインウェアも装着した方が良いと思います。」

レインウェアを着て、ヘッドランプを点け、ザックカバーを装着した途端、
激しい雷鳴と共に叩きつけるような豪雨に襲われました。
見る間に登山道は川と化していきます。

頭の真上で雷が炸裂していますが狭い登山道では身を隠す場所もありません。
雷の時は木の下に居てはいけないというけれど、森の中ですから避けようがありません。
登山靴の中に水が侵水し歩きづらいですがそのまま黙々と歩き続けます。

約1時間後、雷雨が去ると再び明るくなってきましたが、そのまま歩き続けます。
濡れた登山靴のまま長いこと歩きましたので親指の爪を痛めてしまいました。
予定していたバスも逃してしまい、一時間後の最終バスまで待たなければなりませんでした。

無事下山できたので良かったですが、今度の事は、良い経験となりました。
イベント時に雷雨に見舞われる可能性もあるのでその時の対策も考える必要があります。
あっという間に雷雨が来たことから、とにかく、早めの判断が必要です。

良いお天気でも、一部にガスが発生している場合は上昇気流があると言う事、
朝の天気予報チェックは必須だが、途中でも確認する必要があると思いました。

本番では、幸い雷や雨にも逢わず無事イベントを終わることが出来てホッとしました。
まだまだ未熟なわたしたち新人、山のガイドは危険と隣り合わせと実感した下見でした。

長いレポにお付き合いいただきありがとうございました<m(__)m>


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by kazematikado | 2016-08-11 03:14 | 山と森 | Comments(4)
2016年 08月 01日

夏の雲湧く雲取山へ その1


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                  雲取山(2017.3m)山頂から


夏の雲取山は、わたしにとって青春の山です。
最初に登ったのは17歳の夏でした。初めての山小屋泊まりを経験した山でもあります。
その頃の雲取山荘は、丸太造りの小屋でした。なんというか粗削りで昨今のログハウスというのとはまるで違っていたように記憶しています。
山から伐ってきた木をそのまま加工せずに組んでいたように見えたけれど、そんなはずないですよね。
苔生していたからそう見えたのか?今となってはあいまいな記憶です。
針葉樹林の中に建っている山小屋は緑の森に同化しているように見えました。

今でも鮮明に覚えているのは、灯油ランプの小屋だったことです。夕暮れが迫るとあっという間に暗くなるからでしょうか。
まだ日のあるうちに点されたランプが開け放たれた窓の外の緑の木立の中に、ほんのりと浮かび上がるように揺れていたのが
何故かこころの琴線に触れたことを思い出します。
山荘は2階建で、2階は50人ほどの宿泊客が雑魚寝で寝るのです。わたしは初めての経験でドキドキしたのでした。
一階部分には土間があり、そこで煮炊きをしていたような気がします。食事を何処で取ったのかとか、ほとんど覚えていませんが、
ただ、薄暗がりの小屋の風景と小屋番の青年がランプのホヤを磨いていたのだけを覚えています。

山小屋の夜は早いので真夜中に目覚めて、たった一人そっと小屋を抜け出し、振り仰いだ満点の星空に圧倒されました。
漆黒の夜空に無数の星々が輝き、まるで呼吸をするように瞬いていたこと。
眼下遠く東京の街明かりがオレンジ色に見えていたこと。黒々とシルエットとなった森の中からフクロウの鳴く声が聞こえてきたこと。
ひんやりとした夜の気配に包まれた瞬間、憧れていた大自然の懐深くに居るのだと実感した今も忘れられない思い出です。

翌朝、まだ暗いうちに小屋を出て頂上を目指し、薄紫の東雲、雲海の彼方からバラ色に染まりゆく静かな夜明けに身を投じ
やがて神々しく光り輝くご来光を迎えた時の感動は忘れがたいものでした。
山頂のお花畑も健在で朝露の宿る高嶺の花たちとの出会いは、花とのふれあいの原点でした。
その後、3回登った後、結婚子育ての時期を経て18年後の夏に、中学生と小学生だった娘を連れて再開した山旅の初めも雲取山でした。

前置きが長くなりましたが、これで7度目の雲取山、そして、季節はいつも夏です。



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山頂の避難小屋




7月4日 (1日目) 鴨沢西…後山林道入り口…林道終点…三条の湯(泊)

7月25日~26日に催行する登山ツアーの下見として、担当ガイド4名で出かけました。
この日は、最高の山日和で、燦々と降り注ぐ太陽と林間を吹き抜けるそよ風が道連れでした。
終点の鴨沢西でバスを下車、降りたのはわたしたち4名のみでした(^_^;)
『気を付けて行ってらっしゃい!』と、運転手さんに見送られしばらくは車道歩きです。

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抜けるような青空に真っ白な雲、緑深い山々は力強さを感じ、典型的な夏山の風景ですが、


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山の上に湧き上がる雲を眺めていると何となく秋の雲もあるようで、さながら行き合いの空のようだと思いました。


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車道を離れ、後山林道を登り始めるとひらひらと蝶たちが飛び回っています。

ガイド登山の時は、写真メインではありませんのでコンデジしか持ち歩きません。
ですから、小さい画像ですが、ウラナミアカシジミさん。

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翅の突起が愛らしいミズイロオナガシジミさん、こちらも日中は木の上や森陰でじっとしている蝶のようです。
夕方になると活発に活動するそうですが、たくさん飛んでいて久々の出会いに嬉しくなりました。


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コミスジさん、黒地に純白のラインがおしゃれなんです。蝶を覚え始めたころに出会ったので良く覚えています。


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後山林道の車止めゲート

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滴る清水と緑の苔が涼しげでした。コントラストが強すぎて写真としてはイマイチですね。


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常に眼下に流れる渓流は、涼やかな風を送ってきます。


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水面が周りの緑を映して美しいです。


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こんな古びた木橋も現存しています。興味をそそり渡ってみましたが、
痛みがひどく踏み抜きそうで、少し怖いです。



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木洩れ日が零れる林道。退屈な林道歩きですが、こころ楽しくさせますね。


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木陰を縫って降りてくる木漏れ日が、透過光となってまるで緑のランプのよう。


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青もみじが、緑のグラデーションを作って美しいです。
オオルリやキビタキ、姿は見えないけれど夏鳥の声が響きます。

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イワタバコの若い葉が岩肌にびっしりです。ツアー当日はきっと花の盛りでしょうね。


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三ツ山が見えてきました。いよいよ長かった林道も終点です。


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ここからは、山道となります。そして広葉樹の美しい森の始りです。


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渓谷はいよいよ深くなり高巻いていく山道からは時折美しい滝も眺められます。


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この森は巨樹・巨木の森でもあります。


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素晴らしいカツラの巨樹の下を通って行きます。
秋には素晴らしい黄葉に包まれるだろうなぁとその光景を想わずにはいられません。



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シオジの巨樹、しなやかに伸びあがるシオジの樹形も好きです。


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やがて渓流のほとりの三条の湯の天場が見えてきました。
今日はグリーンのテントが一張り、傍らの木をツリークライミングで登っている人影がありました。

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銚子の滝


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山女橋(ヤマメ橋)
若かりし頃、やまおんな橋だと思っていたわたし(笑)


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三条の湯は薪でお風呂を炊くため、たくさんの薪がストックされています。


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立派な角の鹿のしゃれこうべが飾られた三条の湯の受付。
わたしが17歳の時に来た時から変わっていません。


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今日はわたしたちの他には、4名の方が宿泊されていましたので、お風呂は時間を決めて
交互に男湯と女湯になります。女性はわたしのみでしたのでひとりのんびり~♪


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女性が入っていますよということで、木札をひっくり返します。
“をんな”と書くのですね(^_^;)

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源泉かけ流し~♪ すべすべのいい湯です♪


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湯気に煙る夏山の緑、湯船のお湯まで緑色に染まります。
こんな明るいうちから山小屋でお風呂に入れるなんて、なんだか、しあわせ~♪

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さっぱり汗を流してお風呂から出てくれば、夕暮れの空に蝉しぐれ


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そろそろ晩御飯です。このかまどで炊いたおこげがあるごはん!!


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三条の湯の社長さん、またの名を雲取山のロバート・デニーロさんが獲った鹿肉で作った
三条の湯特性のローストジビエは絶品です。シメジの天ぷらもおいしかったなぁ。

なんで、ロバート・デニーロかというと、昔”ディアハンター”という映画があって
主役がロバート・デニーロだったのだそう。社長さんは雲取山で”ディアハンター”してるから。

社長さん曰く、昔、雲取山山頂にはお花畑が広がり、たくさんの高山植物が咲き乱れていて
とくに小雲取へ向かう稜線はヤナギランのピンクの絨毯が広がっていたそうです。
わたしが最初に来た頃も、シモツケソウやクガイソウ、マツムシソウなどが咲いていました。

あの景色をもう一度甦らせ後世の人たちに残してやりたい。
増えすぎてしまった鹿の数を減らし、食物連鎖のサイクルを戻すには人の手が必要。
駆除された鹿も食肉として命をいただく、バイオトイレも環境を守るために取り入れた。
こうして自然は循環されているということを、
『俺は、雲取山の山小屋から伝え続けたいと思っているんだよ。』と語る社長さん。

ギターも聞かせてくれるし、中々イケメンの雲取山のデニーロさんなのでした。


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今夜は女性一人で一部屋取らせていただきました。
贅沢をさせていただきありがとうございました<m(__)m>


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灯りが点った山小屋は風情がありますね。

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山峡の山小屋の空は、ほんのり暮れ色…どこかで聞いたフレーズです(^_-)


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宵の明星が現れました。コンデジで何とか撮れました。
ガイド仲間と山談義の後、外に出てみると、満点の星空でした。
はるか昔に見た、あの星空のようでした。


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by kazematikado | 2016-08-01 17:44 | 山と森 | Comments(8)
2016年 06月 13日

あじさい山


6月と言えば、花菖蒲とならんで紫陽花の咲く季節ですね。
一昨年、学生時代の友人と訪れながらお蔵入りしていた写真をアップして見ます。
武蔵五日市にある南沢あじさい山です。

森の小人、ZIZIに導かれて…
深沢小さな美術館のZIZIが曲がり角には必ず立ち、道案内をしてくれるので迷うことはありません。
里山の木陰や、森の中の小道、深い森の中にひっそりと佇み一体化しているなんとも味わい深い作品です。

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五日市駅から10分ほど、“小机坂”と呼ばれる坂道を上り上げたところに、小机邸があります。
小机邸は、私財をかけて鉄道を引き赤字路線でありながら支え続けた五日市の近代史に大きな足跡を残した小机氏の私邸です。

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明治初期に作られた洋風の建物で、都の有形文化財に指定されているそうです。
現在、この建物の中で喫茶室が開かれ、建物内部も一部公開されています。

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この日は残念ながらお休みでした。次回はぜひ訪れてみたいです。お庭にはアジサイが美しく咲いていました。

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長閑な里山風景の中を歩いていくと、ZIZIが迎えてくれました。


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ユキノシタの花が咲き出し、緑の葉と小さな白い花がとても清々しくて思わずカメラを向けました。

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ここは南澤さん宅の私有地です。入口には立派なお屋敷と庭が広がっています。
裏山も含めて1万株のアジサイが植えられているそうです。この日も大勢の人で賑わっていました。
有名なようで次々と車が到着していました。個人の土地なのに交通整理の方が何人もいらっしゃいました。

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色とりどりのアジサイに埋もれるように道が続いています。紫陽花のトンネルですね。

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茅葺屋根の立派なお宅が、南澤邸のようです。

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ここにも、ziziがいましたよ。

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裏山の奥の奥まで、アジサイが咲き続きます。すごいスケールに驚きました。


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木洩れ日に、新緑のそよぎも目に優しくて好きです(*^_^*)


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お庭には綺麗な池もあって澄んだ水が流れていました。

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アヒルたちものんびりと寛いでいました。

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駐車場の人にお聞きして、山抱きの大樫を見に行く事にしました。ziziが道しるべです。

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急な坂道を上り上げると、緩やかな尾根道が続いていました。

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すぐに着くものと思っていたのですが、どうして、どうしてアップダウンが続きます。
でも、要所、要所にziziがいてくれます。赤い帽子の小人さんに癒されます。


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木洩れ日の中に、バイカツツジの花が咲き残っていてくれて嬉しくなりますね。

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なんだか視線を感じると思ったらziziが…(*^_^*)

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途中で、若い外国人の男性がやって来ました。「こんにちは!」と声をかけると、
『まだまだ先!でも、スバラシイ!!感動シマス!!』と答えてくれました。
なんだかほっこりして笑顔で別れ、頑張って歩いていくと、ありました!!



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ごつごつした岩の上にどっしりと聳える素晴らしい巨樹です!!
わたしたちは、先ほどの外国の青年が言った言葉を思いだしていました。素晴らしい!!感動しました!!

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巨樹の佇んでいる岩の下には、深沢村の民家の屋根も望めます。きっと村の守り神なのでしょうね。


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村に降りる道もありそうだと思ったのですが、急な岩尾根なので諦め来た道を戻りました。


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物凄く大きなサルノコシカケがありました(@_@;)

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尾根の道しるべに戻り、アジサイ山に抜けました。



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湧水でしょうか?こんこんと湧きあがっているようです。

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森の中の小さな命、この中から巨樹となるものがあるかも知れない。


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たぶん、キノコでしょうか?大きいです!!

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ひらひらと、たくさんのモンシロチョウがいつまでも群れていました。静かで不思議な光景でした。


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なんだか素敵な名前のギャラリーです。この日は休館のようでしたが、いつか訪ねてみたいと思いました。


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zizi今日は道案内をありがとう。いつかあなたの生みの親“深沢小さな美術館”にも行ってみたいなぁ。
友人は、とても素敵な場所で、なんだか不思議な体験をした気がすると喜んでくれました。

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あれから、ふたたび訪れる機会のない南澤あじさい山、今年は友人を誘ってまた行ってみたいなぁ。

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by kazematikado | 2016-06-13 17:06 | 山と森 | Comments(2)
2015年 11月 12日

丹波天平(たばでんでいろ)

ガイドの下見で、10月24日(土)行って来ました。
丹波天平は、「たばでんでいろ」と読みます。山の中の平らな場所と言う意味だそうです。
山を始めた17歳の頃、その名前に魅かれて行ってみたいと思っていた場所でした。


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雲取山荘に一泊し、三条の湯に下山した折り、同じく、地名に魅かれた「北天のタル」と「狼平」
と、シャクナゲの道までは行きました。その時、下山路に使おうと思っていながら、コースが長くなるので
不安を覚え、三条の湯から後山林道を下ったのでした。
「自然林のなだらかな尾根道が続く、道が一部不明瞭」とガイドブックに記されていたと記憶しています。

その後、憧れつつも行く機会がありませんでしたから、今回、ガイドすることが決まり嬉しかったです。
下見の日はとてもいいお天気でした。このところ、個人的にもフィールドワークを控えていましたので
山切れ状態(笑)いっそう、ワクワクしながら行って来ました。


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奥多摩駅で、丹波山行のバスに乗りましたが、思っていた以上に登山者が多くバスが満杯だったのに驚きました。
しかも半数以上は若い人たちでした。最近、若者の登山ブームはしっかり定着したようで喜ばしいことです。
そして、あふれる若さは、やはり、とても眩しいですね!(^^)!


親川のバス停から登り始めます。すると最初の集落が現れますが、住む人のいなくなった空き家でした。
さんさんと降り注ぐ陽光が、今はもう耕されることのない畑を照らします。


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こんもりとした木の後ろに民家があります。かつては屋敷を守る防風林だったのかもしれません。


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丁寧に積まれた石垣が今も残ります。かつては厳しくも長閑な山の暮らしがあったのでしょう。
人の暮らしの痕跡は、なかなか風化しないものなのかもしれませんね。


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最後の集落の跡が現れるまで、しっかりとした道標がいくつもありました。


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そこから、植林帯の中の急登を登りあげると、広々とした自然林に出ます。

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丹波天平への道標。やはり、しっかりした道標です。

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芳しい香りがすると思ったらカツラの木がありました。
ということは、この大地の下の地層には水が流れているのでしょうね。

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木々を透かせると、かなり広大な窪地があります。わたしは奥武蔵のウのタワの事を思い出しました。
きっと、ここも湿地なのに違いない、大雨が降ったら水が溜まって池ができるに違いない。
あの窪地にはきっとミズゴケが堆積していて、あるくとふわふわに足が沈むんじゃないかしら。
裸足で歩いたら気持ちいいだろうな…と、わたしの妄想は続くのでした。

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そんなふうに考えると確かめに行きたくなるのが、いつものわたしです。
ところが今日は、ガイドとしてのコースの下見です。関係ない行動は慎まなくてはなりません。
好奇心旺盛なわたしは、それを抑えるのがちょっぴりストレスでした(笑)


ウリハダカエデの黄葉が美しいです。

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透過光で、ひと葉、ひと葉の色の違いが良く判ります。微妙なグラデーションが美しいです。


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ハウチワカエデも大きな葉を広げて輝いていました。


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ヒトツバカエデは、もう落葉の時を迎えています。


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色付く森を歩く先輩たち


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唐松も落葉の時を迎えていました。


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ブナの巨樹が聳えていました。


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この樹が黄葉したら見事だろうなぁと思いました。

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丹波天平の分岐点の道標があり、この辺りがピークのようで三角点があります。

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古い昔の道標もありました。


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丹波天平、広々とした気持ちの良い尾根です。


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奥にはずっと、カラマツ林が続き、展望は全くありませんが、気持の良い場所です。

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ウリハダカエデ

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栗の葉

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名残惜しく紅葉を愛で、ここからは結構急な道を丹波へと下ります。

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若い時からずっと憧れてきた尾根道を歩け感慨深かったです。
ガイドの本番は、11月21日です。その頃には、すっかり落葉の季節でしょう。
木々の葉が落ちて明るくなった森歩きもなかなか楽しいものです。

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帰り道、味わい深いと思った木の葉を持ち帰りました。
娘にお土産にあげたら『山の便りだ!!』と喜んでいました。

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by kazematikado | 2015-11-12 01:12 | 山と森 | Comments(8)
2015年 01月 09日

新年初歩き

わたしの新年初歩きは、奥多摩の日原にある倉沢谷でした(^^)

新調した登山靴の初おろしと言うこともあり、新年早々のデビュー山行となったわけです。
どこにしよう?と考えた時、真っ先に浮かんだのが倉沢谷でした。
ずっと行っていなかった奥倉沢のあの美しい渓谷と棒杭尾根のブナに逢いたくなってしまったからでした。
その日の天気予報は、午後から雨と報じられていましたから、無理はせずに行ける所までで帰ってくるつもりでしたけれど、
朝のうちは真っ青な青空が覗き、風も無く穏やかな陽気となりました。
倉沢谷林道を、渓谷を望みながら歩きながら、冬の渓と冬木立の美しさに心を奪われていました。
「ああ、やっぱり、冬の森って好きだなぁ…」とひとり言。
冬木立は、寒風に裸の幹をさらしているのに、少しも寒そうに見えないのです。
それどころか、生き生きと、本来の美しさに輝いているように見えるのでした。


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そして、冬の渓は、美しい氷の世界を見せてくれているのでした。

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by kazematikado | 2015-01-09 02:09 | 山と森 | Comments(4)
2014年 12月 28日

若草女子会 奥武蔵へ その2

お腹もいっぱいになったし、もう2時近いです。そろそろ出発しないとね。
次の目的地高山不動へと向かいます。ところがここで、sizukuナビ、壊れました(/_;)痛恨のミス^_^;
車を運転しないわたくし、どうも一般道路に出ると方向音痴になります。

浅見茶屋の林道からR299に出る時、方向を間違えてしまいました。
本当は吾野方向に少し戻って、顏振峠方面へ登る林道を詰め、途中から枝分かれする林道を八徳へ向かい
見晴らしの良い開けた秘境八徳の集落を通過し、グリーンラインに戻る予定でした。
顏振峠は有名ですが、この八徳(ヤットク)の素晴らしいロケーションはあまり知られていません。
山々を背に佇む八徳の一本桜にご案内するつもりでしたが、仕方なく諦めました。

秩父方面へと向かってしまったので、しばらくR299を走り正丸トンネル手前で、林道に入り
刈場坂峠を目指すことにしました。これだと、ちょっと時間ロスで関八州見晴らし台はパスになりそうです。
みなさん、面目ないです~ごめんなさい<m(__)m>

11月末頃は、毎年、錦秋となるこの林道もさすがに12月9日ともなると落葉してました。
車は西日と追いかけっこをするようにグングン高度を上げて行きます。
やがて、越生方面の絶景が広がる刈場坂峠に着きました。


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景色を見ようと車から降りましたが、物凄い強風に凍りつきそうに寒いです。
でも、遠くにうっすらと日光白根が見えています。


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ウスタビガのライムグリーンの繭が、峠に佇む桜の大木の枝先で寒そうに揺れていました。


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by kazematikado | 2014-12-28 02:47 | 山と森 | Comments(8)
2014年 12月 27日

若草女子会 奥武蔵へ その1

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思えば、わたしたち若草女子会の4姉妹が出逢った、記念すべき"新春の南房総水仙旅"
その旅にご一緒してくださったshinさんは、わたしたちを結びつける橋渡しをしてくださった言わば
若草女子会の後見人みたいなお方で、わたしたち姉妹は尊敬の念をこめて"殿下"とお呼びしています。

その殿下が、夏の終わりごろ体調を崩され入院されました。そして大きな手術を乗り越えられて
持ち前の頑張りで見事に病を克服され、元気に退院され、わたしたちはほっと胸を撫で下ろしたのでした。
もうすでに尾瀬に出かけられるほど回復されて以前にもましてお元気になられた様子です。



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ひだまりちゃんの尾瀬のお仕事が終わったら、殿下の快気祝いを兼ねてみんなで集まりたいね。
と意見がまとまり、今回は若草女子会+メンズ2名の大人の遠足が開催される事になりました。
いろいろ場所は考えていたのですが奥多摩遠足が終ったばかりなので、殿下のお住まいにも近い
奥武蔵をのんびりハイキングしようと決まりました。

奥武蔵や奥秩父は、わたしにとって、子どもの頃から馴染みのあるふるさとの山です。
一番感受性豊かな10代後半から20代前半までの青春時代に足繁く通った場所なので、
もしかしたら奥多摩よりも、心の奥深く心象風景が残っている山域かも知れません。
そんな訳で一番、地理に明るいと言うことで、ちょっと計画を練ってみました。




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by kazematikado | 2014-12-27 16:53 | 山と森 | Comments(0)
2014年 12月 02日

金岱山のミズナラに逢いに… その2



安曇野さんが運転する車が日原にさしかかると。あれ~?紅葉真っ盛りじゃないじゃん(+_+)
終わりかけだけれど、紅葉が残り火のように燃える晩秋の森も美しいから、まぁ、いいかな(^^)


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はるかちゃんは、日原を訪れるのは初めてでしたね。
「これが、稲村岩、全て石灰岩でできている山で、日原の言わば"顏"と言えるお山だよ。
この稲村岩から続く稲村尾根は、去年登った鷹巣山へと続いているんだよ。」と説明すると
『去年、頂上からちょっとだけ覗いた、あの急坂の尾根だね。
よしころんちゃんとのぶさんが登ったコースだよね』と、はるかちゃん。
「そうそう、良く覚えていたね(^^)さすがだね。堂々とした良い岩山だよね。」
いつか、この頂上にも案内したいなぁ。鎖場とかあって、ちょっとスリリングなお山です。



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by kazematikado | 2014-12-02 16:44 | 山と森 | Comments(6)
2014年 12月 02日

金岱山のミズナラに逢いに…その1

11月18日、この日は若草女子会の、はるかちゃんが奥多摩に来てくれました。
『しーちゃんが連れて行ってくれるならどこでも良いよ。しーちゃんが行きたいところがわたしの行きたいところだから。』
久しぶりに山歩きがしたいというはるかちゃんを、最初は三頭山に案内するつもりだったけれど…
前の晩になって急遽、気が変わりました。それは、ネットで日原鍾乳洞あたりの紅葉が盛りとの
情報を得たのもあるけれど、金岱山のミズナラに、はるかちゃんを逢わせてあげたくなったのでした。

人生の中で、いつかは誰もが通る道…一番親しい大切な人との永遠の別れを経験した時
心の中にぽっかりと空いた、どうしようもない空洞…そしてその空洞を満たす哀しみの涙…
まだ癒えない痛みと喪失感をそっと抱えているだろう友の心に寄り添ってくれるに違いないとそんな気がしたから。

静けさに勝る強さはなくて…心の中で何を待てばいい。

そんなフレーズを口ずさみながら、わたしの独断と偏見で、金岱山行きが決まったのでした。

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by kazematikado | 2014-12-02 11:45 | 山と森 | Comments(0)