風街角

sion920.exblog.jp
ブログトップ

<   2017年 07月 ( 13 )   > この月の画像一覧


2017年 07月 29日

茶房 むべ

いままで、なかなか訪れる機会が少なかった檜原村や五日市に、昨年から登山ガイドで頻繁に訪れるようになりました。
青梅・奥多摩側の地理は大体頭に入っているものの、ようやく五日市界隈から檜原村へ向けての地理が判って来ました。
ガイドの時は、たいがい素通りしてしまう、ちょっと良さげなお店が気になって、気になって…(笑)
ということで、ぼちぼち、五日市・檜原界隈もわたしのテリトリーに入れちゃおうかなと、散策開始しています。

バスの車窓から眺めていて気になった瀬音の湯、山懐深い感じや、秋川渓谷の美しさに魅かれます。
今日は、手前のバス停で降りて、のんびりと歩いてみました。

b0246693_00512384.jpg


穏やかさそうな流れに、滴るような緑が目に沁みます。


b0246693_00505407.jpg



かたや、岩を浸食する流れは、どことなく秩父長瀞の石畳を連想させます。


b0246693_00503392.jpg

秋川渓谷に架かる石舟橋。ガイド冊子に載っている柔らかくたわむ曲線の美しさに魅かれました。


b0246693_00501886.jpg


吊り橋ぽくないのに、何だか不思議な橋です。


b0246693_09125179.jpg

手すりの中にワイヤーが入っていて吊っているのかな?って思いました。
橋板じゃなくってチップが埋め込まれたみたいな感じで、ふわっとした歩き心地で
とっても足に優しいです。人専用のお山の吊り橋でした(^^)


b0246693_09125917.jpg


ここを渡って遊歩道を歩いて行くと瀬音の湯に出ます。
温泉にも入ってみたいけど、ちょっと足湯で、プチ温泉気分。
そのまま、山里を散策しながら、気になるお店を目指します。


b0246693_00510271.jpg


b0246693_00511187.jpg



ありました。(^^)
小さく風に揺れるお店の名前を書いた布の旗?が良いです。
なんかかき氷の“氷”っていう旗みたいな。文字がすごく味がありますよね。


b0246693_00441667.jpg


案の定、入り口のくぐり戸からして、素敵な店構えです。


b0246693_00442633.jpg

まるで、小粋な料亭のような、そんな造りです。
どことなく、奈良で見かけた古都にマッチした茶房のような気がしました。

b0246693_00450110.jpg

b0246693_00444407.jpg



入り口の小さな石段を上がってモダンな茶房へと向かいます。
この石組もご主人が作られたそうです。



b0246693_00450848.jpg


そして、茶房は、こじんまりしたスペースの中に、洗練されたセンスが凝縮されたようで、
窓辺から見える緑も相まって、上質な時間がゆったりと流れているような空間でした。
調度品もとても上品で、流れるクラッシクが心地良くて、思わず寛いでしまいました。



b0246693_00471829.jpg


薩摩切子でしょうか?グラスも美しい。


b0246693_00475890.jpg

珈琲カップは、有田焼だそうで、自分の気に行ったカップで淹れてくださいます。
わたしは、迷わず、この椿の柄のカップを選びました。とっても香り高い珈琲でした。


b0246693_00470813.jpg

そして、季節のフルーツを盛り込んだレアチーズケーキ、果物の瑞々しさとマッチして美味しいです!!

b0246693_00454536.jpg


カフェ隣に併設されているギャラリーでは、ご主人の高橋敏彦氏の作品が展示されています。
高橋氏は、 画家でもあり書家でもあり建築家でもある芸術家で、あきる野では有名な方なのです。
とても美しい色遣いの水彩画と、温かみのある独特の書体は、 あきる野市のいろんなところで
目にします。あきる野市の観光パンフレットやポスターにも、看板にも使用されているのです。


b0246693_00480622.jpg

特にあきる野に残る昔ながらの風景や山里の暮らしや祭りなどを描いた絵は素晴らしくて
心が温かくなる感じです。お気に入りの絵の絵葉書を何枚か購入させていただきました。

b0246693_00481348.jpg


b0246693_00483633.jpg


b0246693_00485325.jpg


このポスターも高橋氏によるものです。大変、芸術的なポスターで凄く惹かれます。
絵もそうですが、文字もとても素敵です。


b0246693_00490216.jpg


中庭の手入れをしている方がいらして、先ほどギャラリーで拝見した紹介写真のその人でした。
高橋氏は、白い顎鬚をたくわえて、とても優しい目をした方でした。物腰もとても穏やかで
本当に素敵な方でした。伺って、驚いたのは、なんと青梅にある藍染工房“壺草苑”の建物の
設計や看板の書体など、すべて高橋さんが行ったのだそうです。
そう言えば、素敵な建物に、独特の書体の看板に納得でした。

中庭にある東屋も素敵です。ギャラリーの絵を解説してくださり、お庭もご案内くださいました。


b0246693_00491273.jpg


古民家の改装も、お庭もご自分で設計し、作られたのだそうです。
石段の所に、スミレの葉を見つけました。もしや?と思って伺ったらやっぱり!!
ゲンジスミレだそうです。自然に生えて来たのだそうです。これは花の時季にぜひ、
伺ってみたいものです。そして、スミレの葉の隣にある葉っぱが“むべ”の葉だそうです。

むべはアケビに似た紫の実を付けますが、アケビのように割れないのが特徴だそうです。
常緑高木なので、冬でも葉を落とすことがないのだそうです。
なるほど、秋に実を付けた頃にも、また伺ってみたくなりました。

b0246693_00494117.jpg


長閑な山里の一角に、ひっそりと建つ、隠れ家みたいな茶房がとても気に入ってしまいました。
大切なお友だちを、ご案内したいなぁと思えるお店を見つけました。
ご一緒に、遊びに行きませんか?



b0246693_00494983.jpg


[PR]

by kazematikado | 2017-07-29 11:11 | お店 工房 | Comments(2)
2017年 07月 26日

青梅モノクロ紀行 2

青梅市『軍畑駅』と『二俣尾駅』界隈
鄙びた駅を降りて、山に向かって歩けば、三田氏所縁の寺、海禅寺があります。
三田氏は戦国時代に青梅地方(杣保の国と言った)を治めていた豪族だそうです。
平将門伝説が多く残るこの地域で、平将門の子孫だと言われていたが確たる根拠はないそうです。
三田氏は勝沼城を居城としていましたが、北条氏に攻められ、急峻な地形に建つ山城辛垣城に移ります。
多摩川上流域を支配し、辛垣城(からかいじょう)に拠る三田氏と、八王子付近一帯を支配する滝山城主北条氏が、
多摩川を挟んで激戦を展開しました。
この戦いは「辛垣の合戦」と呼ばれ、今も青梅丘陵の山の中には辛垣城の遺構が残されています。
また、この付近の「軍畑(いくさばた)」という地名もこの戦いに由来していると言われています。

この合戦で、 数で勝る北条勢に、ついに三田氏は敗北してしまいました。
三田氏の菩提寺だった海禅寺には、代々の三田家の墓所があるそうです。


b0246693_01001161.jpg


そのような歴史も今は昔、静かな山寺は緑に包まれ、染み入るような蝉の声が聞こえていました。



b0246693_01001923.jpg



b0246693_01003900.jpg



立派な彫刻が施された山門の向こうに、静かに本殿が佇んでいました。



b0246693_01002874.jpg


山門の彫刻がこちらを見ているような気がします。

b0246693_01005209.jpg


b0246693_01005855.jpg




b0246693_01021312.jpg
本殿は緑に包まれていい感じ

b0246693_01022177.jpg


この石塔は三田氏のお墓なのかも?


b0246693_01022816.jpg

楠木の巨樹2本、堂々と聳えています。


b0246693_01023533.jpg


町並みも見渡せます~♪


b0246693_01024522.jpg


b0246693_01025210.jpg


白壁に動く光と影

b0246693_01030726.jpg



電車が来ました。のんびりとごとごとと、隅切りを過ぎて行きました。


b0246693_01032197.jpg



鐘楼も立派でした。


b0246693_01034383.jpg




山々が近いです。そして川も近いです。


b0246693_01035063.jpg



石垣が美しくてモノクロで判るかしら?



b0246693_01044110.jpg


b0246693_00595497.jpg



そして、軍畑大橋から川原に降りてみた。

b0246693_01063537.jpg



鮎釣りの人が一人、橋の下で棹を投げていました。

b0246693_01062002.jpg

ここは上流部に比べ浅瀬になっていて、昔はこの場所に渡しがあったそうです。


b0246693_01073809.jpg

b0246693_01072841.jpg

b0246693_01074674.jpg


b0246693_01075646.jpg


b0246693_01094723.jpg

b0246693_01095749.jpg


おまけ

夏の一日、緩やかな浅瀬をゆったりと行くダッキー


b0246693_01085926.jpg



そして、その後から、プカリプカリと浮かびながら流されていく人、
なんか気持ち良さそうだなぁ… わたしも流されていきたいなぁ。
空が真っ青に見えるんだろうなぁ…流れの音がさらさら聞こえるのかしら?



b0246693_01091550.jpg

[PR]

by kazematikado | 2017-07-26 23:58 | | Comments(2)
2017年 07月 26日

三拍子


三番目は、三拍子という芝です。三人の獅子が最初から最後まで同じ動きをするのが特徴です。
三人の獅子舞役者の呼吸がぴったりと合った時、大変美しくしなやかな舞となります。

また、この芝では、中盤に遊び疲れた三匹の獅子が森の中で居眠りをするシーンがあり、
獅子の周りでささらも穏やかに摺りささらを摺りますが、実はささらにとっては辛い大勢だそうです。
このあと、ささらが、身をひるがえしながらも力強く激しく舞う場面へと移ります。
振袖や帯をひるがえし、華麗に舞う姿が見所でもあり、とても華やかな獅子舞であるともいえます。
今年はこの芝を獅子舞役者2年目の若い二人が舞いました。
1年での上達も目覚ましく、また、二人をリードする先輩役者も、とても見事なチームワークだったと思います。

終わった後の、三人の弾けるような笑顔がとても印象的でした。


b0246693_16154671.jpg
b0246693_16163094.jpg

b0246693_16151868.jpg


よろしければ下記URLより、ご覧ください。

http://www.digibook.net/d/4dd4ab17b10d9fd478e49e546450717c/?viewerMode=fullWindow



Published by デジブック
[PR]

by kazematikado | 2017-07-26 16:12 | 獅子舞 | Comments(0)
2017年 07月 25日

ベテランたちの花懸り

2016年の獅子舞 二芝目は花懸りです。

この花懸りという芝は、獅子舞を始めた者が一番最初に舞う芝と言われています。
いつもの年は、新参の獅子舞役者が先輩の獅子舞役者の胸を借りて挑む芝です。
緊張で引き締まった若い獅子舞役者の顏、そして新参役者を見守る先輩役者の大きな背中、
キラキラと滴る汗も、その眼差しも爽やかな芝なのでした。
でも、この年は、獅子舞役者のベテランたちが舞いました。ささら摺りも上級者の少女たちでした。

それは、昨年、左手に大怪我をして休演していた獅子舞役者の復活の獅子舞だったからです。
『バチを落としてしまっても良いじゃないか。俺と一緒に花懸りをやってみないか?』
大先輩の獅子舞役者にそう言われ、青年は、挑戦することを決めたのだそうです。
本当は、バチを握るのもキツかったのではないかと思います。でも、獅子舞役者としての熱い想いが、
言葉少なに見守る仲間の想いが、背中を押してくれ、見事に演じきってくれました。

わたしは、ファインダーを覗きながら、何度も「がんばれ!」と呟いていました。
そして、今までと変わらないキレのある素晴らしい演技に、胸の中に熱いものがこみ上げました。
一緒に舞ったベテラン役者二人の圧巻の演技にも、カメラで追いながらも、なんだか胸がジーンと…

ささらの少女たちも上級者たちで、4人が心を合わせた凛とした素晴らしい演技に感動しました。
笛方も精鋭たちの演奏はもちろん、今年初めて親笛を任された青年たちが、芝の間や流れを率いる
という大役を本当に見事に果たしました。
今までにない、熟練者たちによる花懸りは、最高に素晴らしかったです。
後から知ったのですが、長老の獅子舞役者から伝承された幻の技法も取り入れて舞われたそうです。
これも、熟練の獅子舞役者が舞ってこそ、実現できた素晴らしい事象です。

わたしのカメラワークでは、表現しきれませんが、忘れられない芝となった2016年の花懸りを
DBでご覧いただけると嬉しいです。


b0246693_11523670.jpg

http://www.digibook.net/d/e414e7fb818ab7d468871cd0b059703e/?viewerMode=fullWindow


Published by デジブック
[PR]

by kazematikado | 2017-07-25 11:50 | 獅子舞 | Comments(0)
2017年 07月 24日

いよいよ獅子舞の季節

夏本番、暑い暑い夏のさなかに執り行なわれる獅子舞の季節でもあります。
青梅、奥多摩、丹波山、五日市、そして、飯能、奥武蔵、秩父での各地で獅子舞の奉納が行われます。
中でも、飯能市下名栗諏訪神社の獅子舞は、わたしにとってとても大切な獅子舞なのです。
通い始めて、今年で10年目になります。来月8月26日(揃い)27日(例大祭)今年も楽しみに伺います。

毎年、感動の獅子舞を拝見させていただいていますが、今年は特に特別の想いがあります。
それは、わたしが通い始めてから獅子舞役者の新参となった若者が、摺り上がりを迎えるからです。
彼の初々しい初陣の時からずっと、毎年その活躍を見届けさせてもらってきました。
この獅子舞を外から見守る応援団の一員として、とても感慨深く思っています。

でも、その前に応援隊としてやらなければならない事が残っています。
それは、手つかづのまま残っている膨大な昨年の獅子舞の写真です。
8月のお祭りまで志は、何とか整理しなくてはと思いやっと始めました。
まずは、お宮参りと最初の芝、御幣懸りです。よろしければ下記URLからご覧ください。

b0246693_15363052.jpg



http://www.digibook.net/d/8f15ef7f814f959178a79440bc43f03e/?viewerMode=fullWindow



Published by デジブック
[PR]

by kazematikado | 2017-07-24 15:34 | 獅子舞 | Comments(0)
2017年 07月 23日

神戸岩憧憬

青紅葉

最近、グリーンカーテンというけど、これぞまさしくグリーンカーテンだと思う。
真夏の燦々と降る日差しを遮って、木洩れ日と言う名の素敵な光に変えてくれる。
渓流沿いの涼やかな風の通り道であればなおさら… 
ゆらゆらと揺れるしなやかな枝も、赤子の掌のようなもみじの葉も、

葉擦れさやけき… 早瀬 踊る光に… ふっと青葉城恋歌を思い出す。

b0246693_00364952.jpg

ユクノキ

数年ほど前、日原を歩いていた時、遠くの森の中で、いままで見たこともないくらい真っ白に咲く花を見た。
一緒に歩いていた、森の案内人ともいえる友人に訪ねたが、やはり、初めて見た花だという。
川向うの深い森の中だったので、双眼鏡で確かめてみたら、どうもマメ科の花らしかった。
翌日、その友人からメールが入っていて、日原の古老に尋ねたところ、あの樹はユクノキという名前だという。

今年は、このユクノキが奥多摩のあちらこちらで目に付く、日原の友人に聞いても、こんなに咲く年は珍しいそうだ。
植物写真家のいがりまさし先生のHPで検索してみたら、枝一杯に白い花が咲くので「雪の木」がなまってユクノキとなった
語源説があると書いてあった。フジの花に似ることから、ミヤマフジキともいうそうだ。




b0246693_00370104.jpg


そして、この切り立った2つの岩峰を神戸岩という。その昔、山岳部員だった頃、キャンプに来たことがった。
その頃は若かったから、先輩に登れる場所があるから登ってご覧と言われて、岩登りの真似事をした。
結構、一気に登った記憶はあるが、その後一度も来ていないから、今は、どこから登ったのかも判らない。
キャンプした場所もどの辺りだったかも定かでないけれど、このそそり立つ岩の形だけは覚えていたのだった。



b0246693_00393632.jpg


苔生した渓谷には、透き通るほど清らかな流れが巡っていた。


b0246693_00380860.jpg



b0246693_15355810.jpg





b0246693_00372222.jpg




b0246693_00374802.jpg


滴るような緑は流れにもその色を映して、水面を染めているようだった。


b0246693_00391601.jpg





b0246693_00392714.jpg



流れの浸食が岩をくり抜き、この先は洞窟のようになっているのだった。

b0246693_00394692.jpg



それにしても、なんて清らかな水なのだろうか?何十年経っても変わってはいないのが素晴らしい。


b0246693_00403414.jpg


b0246693_00404812.jpg


あの頃は、たしか無かった鎖が付いていた。第一、遊歩道があったのかさえ記憶にない。


b0246693_00414437.jpg


b0246693_00424998.jpg



b0246693_00432726.jpg
 

それにしても澄み切った清浄な流れだ。


b0246693_00420012.jpg



b0246693_00415222.jpg




b0246693_00434803.jpg


ホタルブクロの蕾が今にも開きそうだ。


b0246693_00510271.jpg




ムラサキシジミのブルーにうっとりした。



b0246693_00511187.jpg




アオイトトンボかな?


b0246693_01082846.jpg




キツリフネの小さな花が咲き出すと夏だなぁと思う。
月夜に浮かぶ夢の小舟に見えるのだけど…



b0246693_01105943.jpg





ただ一つの夢に向かって漕ぎ出したがっていたあの頃、
思いがけず、一途だった遠い日を思い出したのだった。



b0246693_15284691.jpg


[PR]

by kazematikado | 2017-07-23 17:03 | 山と森 | Comments(2)
2017年 07月 22日

合歓の花咲く頃

合歓の花が、ふわふわと夢見るように咲く頃の横沢入りに行こうとずっと思ってました。
ところが、前回はフライング、そして、なかなか時間が取れなくてやっと出かけたら、ちょっと遅かったです。
咲いたばかりの一番花ではなかったけれど、花盛りに行けたので良しとしましょう(^^)

b0246693_11542236.jpg


いつもの、里道の曲がり角を曲がれば、あの奥に見えるこんもりとした樹が目に飛び込んできます。


b0246693_11493978.jpg


そして、その他にも、たくさんのねむの木があるなぁと思っていましたが、ここにも咲いていました。




b0246693_11500917.jpg


青空に、ほわほわと映える合歓の花は、綿菓子色です。


b0246693_11503903.jpg



里山の林辺にはオカトラノオの白い花房が揺れています。そろそろ終わりですね。
虎の尾というより、子猫のしっぽのように愛らしくて、風と戯れていましたよ(^^)



b0246693_11511000.jpg


すっかり草深くなった横沢入りです。小さな畑に植えられているのは茄子かしら?


b0246693_11523568.jpg



ヒメジオンとヤブカンゾウ、草生う土手、夏の定番ですね。



b0246693_11522453.jpg

大分、育った稲に、風が波を作ります。

b0246693_11520014.jpg

時おり、サァーとうねりを見せて、風の道が生まれます。
田の縁に咲いたノカンゾウが、夏の象徴のように輝いて見えるのはわたしだけでしょうか?


b0246693_11532332.jpg


あの大きな合歓の木が薄ピンクの花で覆われるのを見たいと思っていましたが
合歓の花って、意外と面積の多い緑の葉に埋もれてしまうようでした。
ちょっと予想が外れたけれど、美しいです。それに萱を吹き抜ける風が美しいです。



b0246693_11513657.jpg


ふわり、ふわりと灯る花明かり


b0246693_11535626.jpg


まるで紅筆のようだなぁって思います。



b0246693_11540690.jpg


夢見る少女のあどけなさと、どことなく大人びた妖艶さも併せ持つ、そんな不思議な合歓の花でした。


b0246693_11542879.jpg


風にそよぐ姿は本当に愛らしいですね。


b0246693_11541446.jpg




b0246693_11585410.jpg



合歓の花ばかり撮っていたら、ふっとコウゾの赤い実が、自己主張してました。
たったひと粒なのに、残りし実は健気ですね。


b0246693_11590131.jpg

トンボの池があるけれど、わたしが見付けられたのは、ブルーのシオカラトンボさんだけでした。


b0246693_11544516.jpg

そして、定番のベニシジミさん。


b0246693_11551546.jpg


あら、田んぼの中にアオサギがいるって、カメラを向けたら、直ぐに察知されました^_^;
飛び去る姿を、何とかパチリ、キミって、どうしてそんなに用心深いのかしら?何にもしないのになぁ…



b0246693_11545972.jpg


そして、オシドリの池を覗いたら、いました!!随分大人顔になったオシドリのヒナたち。
でも、今日は女の子ばかりです。男の子たちはどこに行ったんでしょうね?4


b0246693_11554155.jpg


つぶらな黒い瞳が愛らしいです。どの子もみんな美人さんです。


b0246693_11561180.jpg


b0246693_11563372.jpg


b0246693_11563749.jpg

どういう訳かいつも団体行動(*^_^*) 一列に並んだ姿がかわいくて❤


b0246693_11570432.jpg

b0246693_11581219.jpg

水から上がっても、一列によちよち、くっついて歩いて行くのがかわい過ぎ~(*^_^*)


b0246693_11580244.jpg


次に逢う時には、きっと大人になっているんだろうね。また、逢えるといいなぁ。


b0246693_11575665.jpg



ちょっと後ろ髪引かれつつ、夏の雲湧く、横沢入りに別れを告げました。



b0246693_11583585.jpg

[PR]

by kazematikado | 2017-07-22 12:53 | 里山 | Comments(0)
2017年 07月 16日

怖かった!!

12日は、山ガイドの日 前回下見した川苔山の登山イベントです。
天気予報が前々日まで☂マークがとれなかったけど、前日には☁となったので決行となりました。
当日、朝4時に起床してみると、予報に反して、なんと東の空がオレンジ色に!!
やがてピッカピカの朝日が昇ってきました。綺麗です!今日は上天気と思って家を出ます。
奥多摩駅に着く頃には、空は真っ青のすがすがしい夏空になりました。

今日は44名のお客様、ガイド4名、総勢48名の大所帯、歩行距離は13キロ余りのロングコースです。
百尋の滝までの登山道は渓谷沿いを辿る緑陰の道です。次々と滝が現れ、高架になった橋を渡り返しながら登ります。
清々しい川風にキラキラと木漏れ日が零れ、オオルリやミソサザイの美声を聞きつつ登る楽しい道なので
お客様たちも、滝が現れる度に歓声を上げながら、夏の山旅を満喫されていました。
やがて木立の奥に百尋の滝が現れ、その滝つぼでしばし冷たい水と戯れれば夏の暑さも吹き飛びます。

ところがです、ここまでは上天気だったのですが、川苔山を目指して急な登山道を詰めていき、
右手に急峻な足蹴岩が見え始めるころ、何となく、どんよりとした空模様になって来ました。
川苔山は、いくつもの沢があるせいか、意外と午後になるとガスがかかりやすい山域のように感じます。
過去のわたしの登頂時も、良いお天気なのに急に霧がかかり、道を間違えそうになったこともありました。
最初は、やっぱり今回も同様かなと思っていましたが、昼食を取り始めた沢で、上空に目をやると、
少し離れた場所に気になる黒い雲がありました。
そのうち、大気がぶつかり合う、ドーンという鈍い音が聞こえます。遠く、雷鳴も聞こえ始めました。
『なんだか嫌な予感だね。雷雨が来なければいいけれど…』ガイド間でそんな言葉が交わされました。

早めに昼食を切り上げ歩き始めましたが、次第に雷の音が上空へとやってきました。
数回、稲妻の後に直ぐにドーンと大きな音、するとバラバラという音が森の中からこちらへ向かってきます。
「これは雨の音だわ。」北八や、尾瀬、雲取山でもかつて経験した音でした。
「雨が来ますね。レインウェアを着用しましょう。」言い終わらないうちに、大粒の雨がやってきました。
みなさん慌てて、レインウェアを着用しました。それからが滝のような雨と、激しい雷鳴が轟く中の登山となりました。

山頂辺りが一番ひどく、雷が落ちるのではないかとひやひやものでした。
下山路はあっという間に川となっていて、すぐに登山靴も浸水しました。長い下山路を雷と共に下り、
林道が近くなる頃になって、やっと雨が上がりました。予定よりも1時間ほどオーバーで無事下山しました。
いやはや、大変なイベントとなってしまいました。
お客様たちは、みなさん、ずぶ濡れになりながらも、貴重な経験をしたと笑顔で帰って行かれましたが、
わたしたちガイドは、いろいろ反省点を踏まえながら話し合いました。

まず、気候の急変を予測されるようなデータは、登山催行を決める前日の天気予報には無かったこと、
当日も、雷雨寸前まで予想が難しかった事などがあがりました。
今回、雷雨に遭遇したのが、山頂間近い場所であり、全行程のほぼ半分ぐらいの場所でした。
登って来たコースは、岩場や狭くなった場所、高架の木橋などがたくさんあり下りには不向きのコースでした。
まして、豪雨の中の下山は大変危険です。引き返すと言う選択肢はありませんでした。
川苔山には複数のルートがありますが、どれも現在の場所からは険しく長く、この時使えるような
エスケープルートはありませんでした。
また、コース全般、山頂付近にも避難小屋などは無く、予想以上に激しく長い雷雨だったので、
どこかで雷をやり過ごすという選択肢もなかったのです。
50人近い大所帯で、雷雨の中、歩き続けるしかなかったと思いますが、疲れで遅れがちになる人、
足がつる人、つまずいて転ぶ人、川と化した登山道の路肩を踏み外した人などがありました。
また、今回は、幸いにも落雷は免れましたが、自然災害との遭遇と言うものは紙一重の感があります。

このような事を考え合わせると、危険回避のためのガイドの判断の責任というものを痛感しました。
今後、登山チームのガイド間で、もっと話し合う必要ありと言うのが、担当ガイドの共通意見となりました。

個人登山では、ここまで感じた事のない山の怖さを痛感した山行でした。

(ガイド本番であり、緊急事態のため今回は写真はありません。)


[PR]

by kazematikado | 2017-07-16 00:01 | 山と森 | Comments(2)
2017年 07月 10日

誰そ彼の時 

誰そ彼の時は、黄昏時の語源だそうです。
夕暮れ時になって人の顔が見えにくくなり判別しずらくなって「誰そ彼?」(たれそか?)と聞くと
いう意味らしいです。読み方は、誰そ彼の時で「たれそかのとき」となり、江戸時代ごろ「たそがれどき」となったようです。
同じように、夜明けの事を、「彼は誰ぞ?」という事で「かわたれどき」と言う語源になったとか。
面白いですね。

わたしは、誰そ彼の時が、何となく彼の人を想って物思いに耽っているようで好きです。

今日は焼けそうな予感がして、近所の田圃に空色号を走らせました。
ちょっと遅かったけれど何とか見れました。



b0246693_23584422.jpg


奥多摩の山並みの上の空が、優しい色合いに染まって、


b0246693_23593062.jpg


やがて暮れて行きました。


b0246693_00021315.jpg


b0246693_00001772.jpg


凪いだ水面に映りこむ世界


b0246693_00003200.jpg


b0246693_00010852.jpg


用水路に降りた、七夕の夕月

b0246693_00013576.jpg


ほぼ満月の明るい月でした。

b0246693_00011391.jpg



誰そ彼の時、そして、青が澄む時


b0246693_00014271.jpg




[PR]

by kazematikado | 2017-07-10 00:12 | 里山 | Comments(4)
2017年 07月 09日

小暑の頃

7月初めの横沢入は、すっかり草深くなりました。


b0246693_11244379.jpg


ハルジオンに代わって、ヒメジョオンが勢いを増してきました。
ヒメジョオンの花は、背高のっぽになります。


b0246693_11255853.jpg


似ていますけれど、春先に咲くのがハルジオン、6月末頃からな夏中咲いているのがヒメジョオン
花びらも、糸のように細いハルジオンに比べ、少し幅が広くなり、蕾も上を向いて付きます。


b0246693_11260452.jpg


合歓の木の様子が気になって訪れましたが、まだ、固い蕾でした。


b0246693_11251646.jpg


たった一輪だけ、開きかけていましたよ。ほわほわのピンクの花びらがほんの少しだけ…


b0246693_11252308.jpg


5月に美しく咲いていた桐の花は、鈴なりの実を結びました。


b0246693_11245181.jpg


ミズキの白い花は散りましたけれど、クマのミズキが咲き始めました。


b0246693_11270979.jpg


b0246693_11353871.jpg

露を含んだ草の葉が足元を濡らします。おや?草の葉でじっとしているのは、アマガエル
オタマジャクシから、カエルになったばかりでしょうか?尻尾の名残もあるみたい。


b0246693_11253122.jpg


蝶たちも、翅の乾くのを待っているようです。かわいいベニシジミ


b0246693_11264116.jpg


ヒメジャノメでしょうか?



b0246693_11263612.jpg


葉っぱの裏に隠れんぼ?どんなに上手に隠れても、水玉模様が見えてるよ(笑)


b0246693_11273987.jpg


だんだんだれーか、見つかった♪  カノコガさんでした。



b0246693_11274652.jpg

青いトンボは、シオカラトンボ


b0246693_11343689.jpg

もう、アキノタムラソウが咲き始めていました。


b0246693_11353182.jpg


モンシロチョウが吸蜜中です。


b0246693_11352095.jpg



池の中を覗いたら、モノアラガイの歩いた跡が…夜中に、こんな風に動き回っているのかな?
タニシと思ったけれど、お友だちからモノアラガイではと教えていただきました。
水の中の貝はタニシとしか思っていなかったわたし^_^; 勉強になりました。ありがとうございます(^^)



b0246693_11271546.jpg


森影にはオカトラノオの白い花が咲き始めてました。


b0246693_11283639.jpg

アカツメクサも、やっぱり撮ってしまいます。

b0246693_11280932.jpg


夏草生う季節


b0246693_11283976.jpg


稲も少し大きくなりましたね。


b0246693_11291149.jpg


緑の谷津田は、草の伸びるスピードの方が速そうです。


b0246693_11291887.jpg
 

ちいさく区切られたかわいらしい田圃が並んでいます。棚田ではないけれど、棚田風です。


b0246693_11294245.jpg



合歓の木のある風景、あの合歓の木にピンクの花が咲いた姿を見てみたいのです。



b0246693_11310989.jpg
 

ここは、里山保全地区なので、本職の農家さんが作っている田圃ではないようです。


b0246693_11303385.jpg


小学校の子どもたちが作っている田圃とか、保育園の子どもたちが作っている田圃とか。
こんな、かわいらしい看板もありましたよ(*^_^*)


b0246693_11312662.jpg


常連のおじいさんが、『向こうの池に、オシドリのヒナがいますよ』と教えてくれました。


b0246693_11311545.jpg



「わぁ!ヒナたち、無事に大きくなっていたんですね!!」
『杭の上にメスが止まってるでしょう。その下の草むらにあと2羽いるよ。』


b0246693_11314837.jpg


「あっ!出てきましたね。オスのヒナですね!!」
まだ、羽根は不ぞろいのようです。これから、あの美しいオシドリへと成長していくのですね。


b0246693_11315396.jpg


b0246693_11354795.jpg

『ほら、もう一羽出てきたよ。今度はメスだね。』


b0246693_11332355.jpg

「この子は、ここがお気に入りなのかしら?かわいいですね!」


b0246693_11321216.jpg


あら!もう一羽、幼顔がかわいくて夢中で撮りました。


b0246693_11333926.jpg


今度は、お父さんと一緒に歩いてきました。


b0246693_11335057.jpg


いたいた、隣の田圃に、お母さんオシドリとヒナたちがたくさん!!



b0246693_11342479.jpg


数えたらヒナたちは9羽いました。全部のヒナが無事に育ったようです。
大家族ですね~♪ ずっとこの横沢入で暮らすのでしょうか?
それとも巣立ったら、どこか他の場所へ行くのでしょうか?
このまま、この場所で見守れたら嬉しいと思いました。
教えてくださったおじいさんの他にも、数人の方がヒナたちを見守っていました。
7月の谷津田で、オシドリを見守る人々の交流は、とても、心温まる風景でした。


b0246693_11342070.jpg



b0246693_11344120.jpg





[PR]

by kazematikado | 2017-07-09 11:01 | 里山 | Comments(0)