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風街角

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2017年 06月 05日

いがり先生の里山WS 横沢入り

4月21日 植物写真家のいがりまさし先生の里山WSがありました。
今回は、東京都あきる野市にある都の里山保全地区の横沢入です。
ここは、以前は田畑として耕作されていましたが、大規模開発されることになりすっかり荒れてしまったそうです。
美しい里山を守り後世に残そうとする市民団体の働きかけにより、2006年1月に東京都で第一号の「里山保全地域」に指定され今日に至りました。
雑木山に囲まれた谷戸には、棚田と湿地が広がり清冽な湧水が流れる癒し空間として守られています。



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前回訪れた3月末より、一段と緑が濃くなってきたような気がします。先生のWSは現地に向かう途中から始まります。


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ここに、イチリンソウが咲いているのを今まで知りませんでした。
さすがいがり先生です!!うつむき加減の純白でたおやかな花姿でした。


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チゴユリ、まだ咲き初めでした(^^)



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ミツバツツジとヤマツツジ


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『タネツケバナは美味ですよ』そう言って、葉っぱをつまんで口に入れてしまいました。
先生は、スマートな見かけによらず、野生児なんです(^^)
「え~!?生で食べられるんですか?」と、半信半疑で食べてみたら、「お、美味しい!!」
まるでクレソンのような味でした。今日の収穫第一号ですね。


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楓の若葉の新緑が美しく、たくさんの花をつけていました。それを普通に撮るとこんな感じ。



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これをいがりマジックで撮るとこんな感じ。



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道端のムラサキケマンとハコベにピントを淡し、森の暗さをバックに持ってくる。



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水に潜り往く光


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お昼を挟んで午後は、自由に写真を撮り、それを先生に見ていただくと言う新たな手法です。
古くからの先生のファンだとおっしゃるT子さん、今回はカメラは持たずに参加です。
横沢入も昔からの常連さんだそうです。T子さん、楽しまれましたか?


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先生と、お話しされてました。よかったね、T子さん(^^)


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みなさん、思い思いの場所で被写体を探して撮っています。


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先生も、撮影中


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Sさんも、頑張って撮ってますね~♪


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キツネアザミ


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ハルジオン


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カラスノエンドウ


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ムラサキサキゴケ



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ナズナ


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ハコベ


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ニョイスミレ


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ノジスミレ


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タンポポの綿毛 「旅立ち」


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↑もう少しアップの方が良いでしょうと先生がアドバイスしてくださったので
↓こんな感じに撮り直してみました。


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スイバ


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森の輝き


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ここから、虫たち



カラスノエンドウとアリ


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カミキリムシさん


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大好きなベニシジミ


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黒目がちな瞳がかわいくて、ついつい撮ってしまいました。


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テントウムシ


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シロツメクサ


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ムラサキケマン


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なんだか、ツーショット(笑)



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白いイヌフグリ


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可愛らしいキュウリグサ


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今回、初めて覚えました。スズメノエンドウ
花の大きさが大きいのがカラスノエンドウで、小さいのがスズメノエンドウ、
その中間の大きさの花が、カスマグサ
カラス(カ)とスズメ(ス)の間(マ)だからカスマグサだそう。
へえ~!!な感じでした(^^)



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先生、風邪をおしてのWS大変お疲れ様でした。




# by kazematikado | 2017-06-05 01:27 | 写真&写真教室
2017年 06月 03日

横沢入りの春

また少し、季節が戻ってしまいますが、アップしていなかった、4月~5月の記事を載せちゃいます。
お付き合いください<m(__)m>



長閑な山間の踏切を渡ると


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桜の花で有名な古刹が現れる 大悲願寺というお寺


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ミツバツツジも見頃を迎えている。


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穏やかな石仏の顏に陽射しが零れる


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山門をくぐれば、長閑な里道が続いている。


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そして、畑の中の古びた石の道標を目印に、小さな野道の曲がり角。


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緩やかに辿れば、ほどなくして山々に囲まれた里山に辿り着く。
ここが、横沢入り、かつて谷戸の農耕地だった場所だ。


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周囲の森は芽吹きの季節。若葉萌え山桜咲く。



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山桜の花明かり、葉明かり




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水田の名残りの湿地にはヤナギが芽吹く。



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ヤナギを見ると啄木の短歌を思い出す。

やわらかに 柳青める北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに

この柳はタチヤナギ?またはマルバヤナギだろうか?



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小さな小川が流れ、ネコノメソウが咲いていた。



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本当に綺麗な流れだった。


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こんな丸木の橋も架かって、幼い頃の野原と小川とを思い出して懐かしくなる。

春の小川はさらさら行くよ…そんな世界観だっらなぁ。
小川の土手を歩けば、ぽちゃん、ぽちゃんとアマガエルが飛び込んだ。
草笛を吹いたり、笹舟を流したり、そんな幸せな子供時代だった。



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タンポポもナズナも、カラスノエンドウもみんなおままごとの道具だった。



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一面のレンゲ畑も懐かしくって…花冠に、花の首飾り


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スイバ、すかんぽと呼んでいたよね。


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ミツバツチグリ


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ハルジオン

ハルジオンとヒメジョオンの見分け方。

❤ ハルジオン   花期4月~5月 花びら糸のように細い 蕾が垂れ下がる 茎が空洞
❤ ヒメジオン   花期5月~6月 花びら少し幅がある。 蕾は上を向く  茎は芯がある



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タチツボスミレ、桜の木の根っこで輝いていた。


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スギナ
まるまるぼううずのすぎやまは いつでもみんなの笑いもの
これこれスギの子おきなさい (笑)


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タンポポが一面に、何だかそこだけ暖かくなる。


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植林帯の山桜は、白く美しく輝いているみたい


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キブシの花を見つけると嬉しくなる



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このふわふわ、もこもこは何の花かな?



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イロハカエデの若葉が開き始めた。


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この花も判らない?クロモジ?でもなさそうだし?



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こちらは咲き残ったアブラチャンかな?



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こちらは、葉が展開し始めたミズキですね。たぶん?



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ヤナギが午後の陽射しに金色に輝く。


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山桜も輝きだす。


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やがて暮色に染まって行くのだろうか、それとも谷戸には夕日は届かないのかも...



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越冬明けのルリタテハが翅を休めに舞い降りた。



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高い枝に舞い降りたのはモズ吉、しっぽを振子のように振るからすぐに判ったよ。
これからは恋の季節、冬の間中孤高を守った縄張りを解くのかな?



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カルガモのツガイも仲良くねぐらに帰るところ。


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横沢入りは、眠りにつこうとしていた。次回は5月の横沢入りWSです。


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# by kazematikado | 2017-06-03 18:25 | 里山
2017年 06月 03日

稲村尾根より鷹巣山、峰谷へ

ずっと、敬遠してきた稲村尾根(奥多摩三大急登の一つ)でも、いつかは登るのだろうと思っていました。
そしてその日が遂に来ました。こんなふうに言うと何を大げさな!と一笑されるかも知れませんね。
でも、体調管理にも気を使い、いつもよりさらに気を引き締めて挑むことにしました。
自分一人なら、ここまで慎重にはなりませんが、ガイドとして登ることになるのでそうならざるを得ません。
この日は下見でしたから最小限の荷物でも良いのですが、当日と同じぐらいの重さのザックで臨みました。

そしてカメラもザックの中に納め、登りの間は封印しました。これが一番、らしくない行動です(笑)
コースタイム、危険個所、休憩場所等、頭にいれつつ確認しながらの実踏。さらに当日は45名の参加者の
団体行動も推測しながらコースタイムを見なければなりません。
体調不良等で途中離脱者が出た場合の対処をどのようにするか等々考えながら登ります。
さらに、下山後のバス(本数が少ない)の乗車時間の調整など、山ガイドは気が抜けません。
とは言いながらも、信頼関係で結ばれたガイド仲間との実踏は楽しいものなのです。



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鷹巣山山頂




この日の天気予報は午後からの雨が懸念されましたが、何とか小雨程度で済みました。
稲村尾根には東日原より、いったん川に下りて稲村岩の肩まで登り返します。
稲村岩は日原のシンボル的な岩峰です。この尾根に出るまでがかなりの急登です。
そしてここからヒルメシクイノタワと呼ばれる鞍部まで、ひたすら急坂を登り続けます。

ですが、途中、素晴らしいブナ林があり疲れを忘れさせてくれます。
予定通りヒルメシクイノタワで昼食を取り、あとひと登りで鷹巣山です。
ここで、安心してカメラをザックから取り出しました。
山頂はどうも霧が出て来たようです。


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最後の急坂を上り上げると一気に視界が開け山頂です。


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あらら、やっぱり濃霧で何にも見えません。山頂は眺めが良いだけに残念です。



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なんとか霧が晴れないかしらね。晴れろ~!!と言ってみる。
するとどうでしょう、見る見るうちに霧が晴れて景色がぼんやり浮かんできました。


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え~!!わたしって神通力があるのかしら?



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これには仲間たちもびっくりしていました(笑)



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何だかなぁの御影石?のモニュメント的山頂の標識
綺麗で立派だけれど、奥多摩の山には似合わないなぁ…
風雨にさらされて味わい深くなった木の山頂標識が好きなのだけれど…



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これから下山する「峰」の集落の向かい側の尾根にある「奥」の集落も見えます。



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背後の山々も薄っすら浮かび上がっています。




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おや?あの白亜のお寺は大寺山の仏舎利ですね。
こうして見るとかなり高い所にあるように見えますね。
なんだか光って見えます。天空の寺って感じです。




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さて、頂上を後にして防火帯の尾根を下って行きます。
ミツバツツジが咲き初めで美しいです。まだ蕾もいっぱい。
「イベント当日は見頃かも知れないね!」 「お客さん喜ぶかもね!」
って、そんな会話を交わしながら、足早に下山して行きます。



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足元にはたくさんのタチツボスミレたち。標高1736mは、まだ早春でした。




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行く手に日影名栗沢の峰が幻想的に浮かび上がります。
お天気なら、その奥に大岳山が望めるはずだけど。



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また見る真に、暑い霧が閉ざして行きました。どうやら雨になりそうです。



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ここからは、三頭山が見えます。



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さらに、左奥には御前山の優美な山容が見えました。




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この防火帯の尾根はダケカンバが多いです。夏にはマルバダケブキに覆われます。



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木々は芽吹きの時です。




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唐松の芽吹きのグリーンが目に鮮やかでした。




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谷を埋める木々の新緑のグラデーションが美しいです。



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苔生した切り株に新しい芽生え



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避難小屋を後に自然林の中を下山して行きます。
美しい森ですが、雨が降って来たので写真も撮らず一気におります。

集落に近づく頃、山つつじが燃えるように咲いていました。




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浅間神社の杜を抜けると一気に視界が開けました。



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峰の山上集落が現れました。



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九十九折の車道が上って来ます。



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緑の谷を挟んで浮かびあがる集落はさながら天空の村ですね。



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この車道が出来る前は、集落への道は山間の登山道だったようです。
山で暮らす人々の営みがあり、麓とを結ぶ生活道には、
道祖神や庚申塔などが点在していました。
今は使われなくなったそんな山間の生活道を降りて行きます。





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麓ではもう散ってしまった桐の花が、緑の山々を背景に美しく凛と咲いています。




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向かいの奥集落、この集落からは千本ツツジへと登り石尾根へと続きます。



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門前の大木と共に歴史を刻んだであろう民家は今は住む人がいないようです。
表札には“春太郎”さんというお名前が書かれていました。
その方の家族の暮らしがあったのですね。

昔訪れた時よりも空き家が増えている気がしました。


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木々に囲まれ埋もれるように…



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「おや?畑に何かいるね。」  「あっ、カモシカだ、こっちを見ているよ。」




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身じろぎもせずに、じーっとこちらを見ているのでした。



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車道と合流しました。



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わたしたちは予定通り、バス停に着きました。一日に3便だけの最終バスに乗ります。
緊張して臨んだ稲村尾根でしたが、何とか無事に行って来れました。
イベント当日も、体調に気を付けてしっかりガイドできるように頑張りたいと思います。



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# by kazematikado | 2017-06-03 01:34 | 山と森
2017年 06月 01日

ラピュタ写真部  海沢渓谷ポタリング



ラピュタ写真部、3回目は海沢渓谷に滝の写真を撮りに行く事にしました。
5月6日 GW真っただ中、風薫る季節です。
最初、行きだけタクシーを使って時間を節約しようと思ったのですが、
奥多摩駅前にたった一台だけ、派遣されているタクシーは、なんと奥多摩湖の最奥にあるの鴨沢の
さらに奥にある小袖までの先客ありでした。きっと雲取山に登る登山者でしょう。
GW中は交通状況も混むので帰りの時間が読めず、何時に戻れるか判らないとの事でした。

そこで、閃きました。奥多摩に新しく出来たレンタサイクルを利用したらどうかな?
まめちゃんも、ずうたくんも、面白そう!!と賛成してくれたので即、決まりました。
すぐに、レンタサイクルショップに向かうと、ちょうどオーナーさんが開店準備をされていました。

笑顔が爽やかでとても感じが良い方で、まだ開店前だと言うのにお店を開けてくださいました。
それぞれ、電動アシスト付きの自転車とヘルメットをレンタルして丁寧な説明も受けました。
サイクルショップ脇の坂道で、自転車の練習もさせていただき、準備万端で、いよいよ出発です。

オーナーさんや店員さんたちに見送られ、奥多摩街道の裏道を漕ぎ出せば、スイスイと快適です。
わぁ~!!風が気持ちいい!!  何だか凄く楽しい!!とご機嫌なポタリング開始です。
先頭 しずく姐さん 二番目 まめちゃん しんがりはずうたくん!!
三人のポタリング姿、誰かに撮ってもらいたいくらい~♪



ネジレノ滝(海沢三滝)

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空がこんなに青いんです。緑も一段と濃くなりました。



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途中、水面に映る緑が綺麗で思わず木陰に自転車を止めました。



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『わ~!!!綺麗~!!!こんなの見た事ないです~♪』
と、まめちゃんもずうたくんも喜んでくれました。



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水面のとろりとしたグリーンが何とも言えません。
まめちゃんが提唱するとろみ写真、いいよね~♪


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今は盛りのヒメレンゲを入れて撮りました。


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海沢隧道、短いけれど通る時はいつも、ドキドキします。
このトンネルって、まるで別世界へと繋がっているんじゃないかとそんな気がします。




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わたしは、やっぱりクモの巣の七色の光を撮るのが好きなんです。
見えないものが見えてくる、そんな光のマジックにいつも感動しちゃいます。



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レンタルサイクルショップのオーナーさんが『けっこう激坂ですよ!!』と言っていたけど、
ほんと、電動アシスト付きで良かったと思えるくらい結構な上り坂が続きます。
でも、ラピュタ写真部は、冒険心いっぱいの子どもみたい。後ろを振り返れば
ここ、5年ほど自転車乗ってないかも~!って言っていたまめちゃんも果敢に挑んでいますよ。

途中にある高井戸の滝で、ちょっと一休み。



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二段の美しい滝ですが、林道からは川を挟んで対岸にあるので、
これからの季節緑に覆われて気付かないで通り過ぎてしまうかもです。



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海沢園地に着きました。木陰に自転車を止めて、GO!!!




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入り口のサワグルミの巨樹が、枝をいっぱいに広げて迎えてくれます。



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こちらはチドリノキの新葉ががキラキラと輝きます。
一葉だけれど、楓の仲間です。下がっているのは花です。



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さやさやと風にそよいで手招きしているみたい。



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流れに架かる丸太の橋を渡って、山道へと入って行きます。



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せせらぎの音がポコポコと、春を歌っています。



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早春の頃のハナネコノメやスミレたちは花期を終えてここも、金色のヒメレンゲが岩を染めます。



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流れは酸素を含んだ白波が陽射しに輝いています。




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春だなぁって…写真ばかり撮っていて先へ進みません。



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岩に生えた苔の緑が鮮やかになって来ました。



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静まった水面は水鏡、頭上の緑が映りこみます。



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木洩れ日は屈折しながら水に沈んで、水底の落ち葉を輝かせます。



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新葉を覆っていた苞は、まるで花びらのように美しくて



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はらはらと、散って、なぜかしらわたしは心惹かれます。



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結葉(むすびば)…って美しい言葉を知ったのはいつの頃だったでしょう。
春先になって枝先に若葉が繁ると葉と葉とが重なって結ばれるように見えることをいうんだよ。
結葉の季節になると、そんな言葉を思い出します。



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カツラの樹の根元には春の名残りのコチャルメラソウが実を付けていました。



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『へぇ!!コチャルメラソウは、こんな風になるんですか!!』とずうたさんが撮っています。



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こちらはウワバミソウ、水辺に咲くこの草も、今頃の季節は瑞々しくって美しいです。
ほら木洩れ日が、ひっそりと降りて来ましたよ。東北地方でミズって呼ばれる山菜でしょうか?



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ザアザアと水の流れる音が大きくなって、三つ釜の滝が現れます。



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三段になって流れ落ち、それぞれに3つの釜があるので三つ釜の滝です。



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岩に生えた苔の緑に、真っ白な絹のような流れが美しいです。



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見上げれば、木々の若葉が美しくて思わず深呼吸



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大木の雨露に生えたシダが、滝壺から吹く風にあおられて絶え間なく揺れています。




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森の営みって、ひそやかだけど力強い




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木々の緑のグラデーションは山肌を駆け上って行く



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それぞれ思い思いに写真を撮るラピュタ写真部。写真を愛する者同士の、こういうのが良いよね。



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わたしは、やっぱりこういうのが好きです。
葉っぱの上でかくれんぼしているのは誰かしら?




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青空にさやさやと…



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水面の縞々、光の帯が愛おしい




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さざれ石のような水底




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チドリノキの花房



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滝の落ち口って気になりますよね。



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ここは、滝の脇の登山道を登れば、上部の釜が見られます。
神秘的な青い色が何とも美しいです。



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三つ釜の滝の最上部の釜、そしてその先にはまた川があり…



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急な階段を降りて、さらに回り込んで洞窟のような大岩の中に



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轟々と滝音を轟かせ、狭い岩肌を滑り降りる滝があるのです。




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九の字に曲がるネジレノ滝です。
折しも、暑い雲が切れて一瞬の陽射しが照らしだしました。




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一瞬、陽射しが動きます。





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深い岩の裂け目の奥深くまで、光が回りました。



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苔生した岩肌に反響する滝音、滴る水滴、澄んだ滝壺、聞こえるのは水の音だけ



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滝の裏側の岩場を、ハナネコノメの葉がびっしりと覆っています。
気付いたのは随分前なのだけれど、いまだに花の時季に訪れたことがないのです。
今は、緑色に変わったハナネコノメの花がポツンと残っていました。
来年こそは、花の時季に来てみたいナと思うのです。



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緑の雫が絶え間なくしたたり落ちて、いつの間にかびっしょりと濡れてしまいます。



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どこからか、桜の花びらが…



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わたしたちは、深山の懐の滝を後にしました。




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空を映して




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せせらぎが歌う、この空間が美しいです。




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写真に夢中だったわたしたち、ここで、お昼にしましょう。お腹がすきました(^^)





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美しい釜を見下ろしながら…




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木の根の階段を降りて、急階段を注意深く降りて行きました。



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帰り道、面白いものを発見、流れに刻まれたのか不思議な文様の残る大岩
その大岩の下に無数のつっかえ棒が…だけど、どう考えてもこの棒で岩を支えているとは思えない。
誰かの悪戯なのかしら?ユニークだね(笑)




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帰り道は、ずっとくだりだから、自転車で快適に疾走してあっという間に山から下りてきました。
ねえ!! わたしたち、風になってる~♪

そしてここで本日のサプライズです。
実は、FBの繋がりでずうたさんのお友だちのNさんと、わたしもお友だちだったのです。
Nさんは、海沢の古民家にお住まいだと伺っていました。そこでサプライズ。
ずうたさんは、Nさんのお住まいを知りません。ずうたさんには内緒でNさんにご連絡して
伺わせていただく手はずを取りました。Nさんも快く引き受けてくださいました。

帰り道、本日一番の急坂を登り切ったところにあるNさん宅を訪問しました。


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チャンと言う名前の、とても人懐っこいワンちゃんが迎えてくれました。
この激坂の上のお宅で、Nさんはご自分で改築を続け、畑を耕したりしながらの暮らしぶり
自然に根差した何だか自由でゆる~い時間が流れているようで、素敵でした。
快活なNさんの話しぶり、ずうたくんとの旧交を温めながらの会話は楽しくて
わたしと、まめちゃんも、自然にその会話に混ぜてもらっていつの間にか溶け込んでました。


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お仕事をしながらのDIYだから、休日に少しづつ進めていらっしゃるそうです。
たまには、チャンちゃんを連れて山歩きや、白丸湖でカヌーも楽しまれるとか。
スローライフ、素敵です!!



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ニワトリたちが放し飼いになっていたり、畑には美しい麦の穂が風に揺れていたり
ラピュタ写真部の今日のラピュタは、Nさんのお宅かも知れないなぁと思ったのでした。

そして、Nさんは、今朝ほどのレンタサイクルのオーナーさんともお友だちだったのだそうで、
何だか今朝の奥多摩駅での最初の時から見えない糸で繋がっていたみたいで、不思議でした。

Nさん、素敵なサプライスをありがとうございました(^^)



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わたしたちが、自転車を返しに伺うと、オーナーさんは用事がありお留守でした。
でも、こんなメモを残してくださっていて、そのお人柄にほのぼのしたのでした。
三回目のラピュタ写真部、今回はちょっとハードでしたけど、思い出深い一日になりました。

まめちゃん、ずうたくん、大変お疲れ様でした。そして楽しい一日をありがとうございました。



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# by kazematikado | 2017-06-01 00:28 | 写真&写真教室
2017年 05月 30日

市道山から吊り尾根を経て陣馬山まで

5月2日、GW中に、ガイドの研修登山で、陣馬山に行ってきました。
一口に陣馬山と言っても、いろいろなコースがありますが、わたしたちは檜原村の奥にある笹平の集落から
ヨメトリザカの急登を登り市道山に、そして吊り尾根を歩き陣馬山に抜けるロングコースを歩きました。
このコースは歩く人の少ないマイナーコースのため、陣馬山に着くまでにすれ違ったのは3人だけでした。
GW真っただ中だというのに静かな山歩きを楽しみました。
(陣馬山は人気の山なので、多くの登山者で賑わっていましたが)

折しも、山は新緑萌え出ずる季節、柔らかな萌葱色と山桜の淡い桜色が織りなす山々の色合いが目に優しくて、
足元には、思いがけずたくさんのスミレたちの花姿に癒される楽しい山歩きとなりました。
奥多摩の山は低山ながらどこも急登があって、『いやー、キツイね!!』が合言葉でもあるんですが、
それでも、下山してみれば、いい山だったね♪と乾杯するのですから、懲りない仲間たちですよね(^_-)



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バスを降りて歩き始めれば、ほら、もう、ハルリンドウの青い花が咲きだしてました。
この花を見ると、尾瀬ヶ原や尾瀬沼の湿原に咲く、タテヤマリンドウを思い出します。
わたしは、「野原の青い星☆」と呼んでいたっけ…若い日々が懐かしくなります。


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枯葉の中から、美しいピンク色のアケボノスミレも顔を出しました。



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のっけからの急登の連続ですが、オカスミレの濃い紫色やタチツボスミレの薄紫に癒されます。



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綺麗なタチツボスミレでした(*^_^*)一瞬ミヤマスミレかと思ったけれど…

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上を見上げれば新緑が眩しい!!





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山桜と新緑の共演が美しくてため息です。


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遠くに見えるのは三頭山で良かったかな?

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この辺りの山中を歩いていると、この「独標」という木札が目に付きます。
地図上にピークとして標高が記入されている場所を示しているようです。
東京350、つまり東京の名も無き頂き350座を示しているらしいです。


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大好きなチゴユリが咲き出していました。

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イヌシデでしょうか?柔らかな若葉が風にそよぎます。



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陽射しに透ける若葉が萌える山道を辿るのは気持ち良くて
わたしたちは口々に、『いいね~!!』と呟くのでした。



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吊り尾根の平坦地、ここは自然林に包まれて最高に素敵な尾根でした。



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やっぱりビージーズの若葉の頃♪


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そしてこの尾根には、なんとスミレも多い事


アケボノスミレ

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エイザンスミレ

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ニオイタチツボスミレ



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ヒトリシズカも咲き出したばかり

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なんと、ヒゴスミレ!!


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和田峠に着きました。ここまで車で入れるようです。


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陣馬山への急階段…  うーん、キツソウ。。。
疲れたから平坦な巻道と書かれた道を行く事にしました。


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途中に、ニリンソウの大群生地が数か所あります。

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だけど、これ、どこが平坦地なの?物凄く急な登りなんですけど


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と文句を言いつつ、ヘロヘロで頂上に出ました。

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山頂には有名な白馬の像が佇んでいます。


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遠く大岳山を臨みます。奥多摩の山は大体どこに行ってもこの山が見えます。


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陣馬山は有名な山なので登山者も次々とやって来ます。


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展望も良くてとても心地よい風が吹いていました。



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頼もしい登山部の仲間たち。


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都心の方も眺められます。


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大岳山や、県境尾根、雲取山も見えました。


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この山は先日登った生藤山のようです。


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右が大岳山で左端は御前山、この画面には無いけれど三頭山も見え、
奥多摩三山をぐるっと見渡せます。


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バスの時間があるので、わたしたちは早々に山頂を後にしました。
振り返ると白亜の馬が、青空をバックにいなないて見送ってくれました。
楽しい山旅でした。


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# by kazematikado | 2017-05-30 01:22 | 山と森