2014年 07月 05日
激しい雷雨をやり過ごして自転車を走らせる。 最近の雨って、全然梅雨らしくない。夏の夕立よりもさらに激しい滝雨。 あまりの降りっぷりに、いつも浅い流れの霞川は増水して、2m近い水位になっていた。 この川が、こんなに増水したのを見たことがない。しかもたった1時間の雨でだった。 最近のお天気はやっぱりおかしい。 地球の何処か少しづつ狂って来ているような…漠然とそんなことを思った。 それでも、雨上がりの空は、大気の塵をみんな洗い流したかのように輝きを増して、強烈に美しい。 夕立、入道雲、草いきれ、力強い夏の前奏曲が聴こえた気がした。 何とはなしに嬉しい予感に、心は躍った。わたしの大好きな夏がやってくる。 雲間から太陽が覗けば、景色は一気に精気をとり戻す。 田の縁に咲いたユウゲショウも、なんとはなしに夏の匂い カルガモのヒナが、時折、飛び上がっては虫を捕まえながら一生懸命泳いでいた。 沢山のカルガモたちが、田んぼの中で草や虫を食べている。これってカルガモ農法なのだろうか? 休耕田の草はらも、雨上がりの露を含んでいっせいにキラキラ ヒメジオンさえ、綺麗だと思う。 陽射しを受けて、まだ植えたばかりの稲が、黄緑色に輝き始めた。 ほんの少し、自転車を走らせれば、まだまだこんな長閑な田園風景に出逢える。 田の見回りに来た農家の人としばし談笑。夜になればカエルの声が凄いよと… 夕暮れ時の一瞬の晴れ間だけれど、燕たちはいっせいに田の上を飛び交う。 時おり、キラリと白いお腹を見せて、黒い翼は鋭角に空を切る。 水面ギリギリを飛び交う燕の飛翔はいくら見ていても飽きないものだ。 電線に止まっているのはムクドリたち。彼らもまたこの田園の住人らしい。 電線に転々と続く鳥影…おびただしい数だと思う。 そして、彼らもまたいっせいに飛び立っていった。 一列に並んだ稲を美しいと思う。 また、少ししたら訪ねてみよう。風に揺れる稲穂が見たいから。そう、空色号に乗って。
by kazematikado
| 2014-07-05 17:12
| 里山
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