風街角

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2015年 11月 12日

丹波天平(たばでんでいろ)

ガイドの下見で、10月24日(土)行って来ました。
丹波天平は、「たばでんでいろ」と読みます。山の中の平らな場所と言う意味だそうです。
山を始めた17歳の頃、その名前に魅かれて行ってみたいと思っていた場所でした。


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雲取山荘に一泊し、三条の湯に下山した折り、同じく、地名に魅かれた「北天のタル」と「狼平」
と、シャクナゲの道までは行きました。その時、下山路に使おうと思っていながら、コースが長くなるので
不安を覚え、三条の湯から後山林道を下ったのでした。
「自然林のなだらかな尾根道が続く、道が一部不明瞭」とガイドブックに記されていたと記憶しています。

その後、憧れつつも行く機会がありませんでしたから、今回、ガイドすることが決まり嬉しかったです。
下見の日はとてもいいお天気でした。このところ、個人的にもフィールドワークを控えていましたので
山切れ状態(笑)いっそう、ワクワクしながら行って来ました。


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奥多摩駅で、丹波山行のバスに乗りましたが、思っていた以上に登山者が多くバスが満杯だったのに驚きました。
しかも半数以上は若い人たちでした。最近、若者の登山ブームはしっかり定着したようで喜ばしいことです。
そして、あふれる若さは、やはり、とても眩しいですね!(^^)!


親川のバス停から登り始めます。すると最初の集落が現れますが、住む人のいなくなった空き家でした。
さんさんと降り注ぐ陽光が、今はもう耕されることのない畑を照らします。


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こんもりとした木の後ろに民家があります。かつては屋敷を守る防風林だったのかもしれません。


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丁寧に積まれた石垣が今も残ります。かつては厳しくも長閑な山の暮らしがあったのでしょう。
人の暮らしの痕跡は、なかなか風化しないものなのかもしれませんね。


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最後の集落の跡が現れるまで、しっかりとした道標がいくつもありました。


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そこから、植林帯の中の急登を登りあげると、広々とした自然林に出ます。

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丹波天平への道標。やはり、しっかりした道標です。

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芳しい香りがすると思ったらカツラの木がありました。
ということは、この大地の下の地層には水が流れているのでしょうね。

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木々を透かせると、かなり広大な窪地があります。わたしは奥武蔵のウのタワの事を思い出しました。
きっと、ここも湿地なのに違いない、大雨が降ったら水が溜まって池ができるに違いない。
あの窪地にはきっとミズゴケが堆積していて、あるくとふわふわに足が沈むんじゃないかしら。
裸足で歩いたら気持ちいいだろうな…と、わたしの妄想は続くのでした。

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そんなふうに考えると確かめに行きたくなるのが、いつものわたしです。
ところが今日は、ガイドとしてのコースの下見です。関係ない行動は慎まなくてはなりません。
好奇心旺盛なわたしは、それを抑えるのがちょっぴりストレスでした(笑)


ウリハダカエデの黄葉が美しいです。

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透過光で、ひと葉、ひと葉の色の違いが良く判ります。微妙なグラデーションが美しいです。


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ハウチワカエデも大きな葉を広げて輝いていました。


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ヒトツバカエデは、もう落葉の時を迎えています。


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色付く森を歩く先輩たち


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唐松も落葉の時を迎えていました。


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ブナの巨樹が聳えていました。


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この樹が黄葉したら見事だろうなぁと思いました。

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丹波天平の分岐点の道標があり、この辺りがピークのようで三角点があります。

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古い昔の道標もありました。


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丹波天平、広々とした気持ちの良い尾根です。


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奥にはずっと、カラマツ林が続き、展望は全くありませんが、気持の良い場所です。

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ウリハダカエデ

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栗の葉

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名残惜しく紅葉を愛で、ここからは結構急な道を丹波へと下ります。

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若い時からずっと憧れてきた尾根道を歩け感慨深かったです。
ガイドの本番は、11月21日です。その頃には、すっかり落葉の季節でしょう。
木々の葉が落ちて明るくなった森歩きもなかなか楽しいものです。

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帰り道、味わい深いと思った木の葉を持ち帰りました。
娘にお土産にあげたら『山の便りだ!!』と喜んでいました。

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by kazematikado | 2015-11-12 01:12 | 山と森


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