2016年 12月 02日
早くも12月になりました。相変わらず、ブログの記事は進みません。 時季外れの記事ばかりで申し訳ありませんが、今年の記事は今年の内に…(笑) ピッチを上げて書きますので、もう少しお付き合いください。 今年も、奥多摩のアケボノソウに逢いに行きたいと思いつつ、なかなか出かけられません。 ちょっと足を伸ばせば行ける場所なのに…もう、タイムリミットだなぁ。 今日を逃せば、もう、花期を逃してしまうと思い、仕事が終わった午後2時、行って来ました。 最寄りの駅より、川沿いの道を辿ります。 ススキの若い穂が、手招きするように揺れています。 多摩川の水面はきらきらと午後の日差しを浮かべて流れていきます。 咲き残ったツリフネソウやヤマゼリの花
何とも風情のある花です。花びらには黄色い月と紫の星 アケボノソウと名付けた人の想いが伝わるような気がします。 五弁の花びらが普通だけれど、四弁の物も結構あります。 今年も、群生していてくれました。こんな川原にひっそりと毎年咲いてくれます。 まだ、きっと、他の場所にも咲いているんだろうなと思います。 アリたちも、ほかの昆虫たちも蜜を求めて集まっていました。 いつの間にか夕暮れ時、花を撮るには暗くなりました。 ノギクかほの白く浮かぶ道を通り川原へと降りてみました。 夕暮れの川原で愛犬と遊ぶ人がいました。 川の浅瀬に渡された木橋を渡ります。 おや、岩の上にいるのはキセキレイ、200mmじゃ、こんなに小さくしか撮れません。 大きな翼をはためかせ、まるでプテラノドンみたいにアオサギが舞い降りました。 降りたものの、わたしに気が付いて、横目で見ながら警戒していました。 結構流れが速くて、川床の小石が歪んで見えました。 とろりとした流れと、飛沫を飛ばして泡立つ流れと対照的だなぁなんて思いつつ。 あまり、焼けるでもなく、ほんの一瞬の暮れ色に、川面が虹色に染まりました。 空を見上げれば、山の端をシルエットに浮かび上がらせて、 ほんのりとした黄昏時でした。さぁ、暗くならないうちに急ぎましょう。 午後の2時間余りの短い散策の締めくくりは、どこか懐かしい夕暮れでした。
by kazematikado
| 2016-12-02 00:29
| 里山
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